法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『テレパシー少女 蘭』第10話 蘭と翠と夏休み

人ごみ*1の中で出会えた二人が手をつないで相手の心を確かめあう……のはいいのだが、それが少女二人であり、少女の恋人*2が空気を壊さないよう離れた場所から見守り、もう一人の少女の思い人は花より団子という描写が、何というべきか驚いた。
ほぼ初回から達成していて変化のない恋愛より、第1話の衝突から積み上げてきている友情描写こそが、作品全体の主題ということだろうか。黒々とした夜景に咲く花火を見ていて、アニメ版の『NANA』を思い出した*3

*1:けっこう枚数と手間をかけて作画していた。

*2:少女、蘭が一人思い込んでいるだけという側面もあるが。

*3:そういえば2期の話はどこへ行ったのだろう。