前回は謀略で主人公の妹が総督になったかと思っていたら、妹自身の意思も強く介在していたとは少々意外だった*1。
親友スザクが妹ナナリーの騎士となる……回りまわって一期で主人公が最も望んでいた関係となり、それが二期の現在では最悪の事態になるという皮肉が面白い。ついでに、予想してしかるべき展開なのに、意外性を感じさせるほどスザクという人物が腹黒く見えている現状も、ある意味で面白かった。
ロボットアニメとして見ると、吊り下げられたまま戦闘するロボット*2、巨大飛行機の内部に搭乗式小型ロボットが潜入といった、派手かつ珍しい描写が多いだけの満足感はあった。
しかし、一つ一つは伏線をはり、演出に手間をかけ、比較的リアリティのある描写ができているが、派手な描写の数が多すぎて、全体的に現実味が落ちているのが残念。一つの誇張なら燃える展開でも、多数の誇張は御都合主義に見える。
見所を詰める作風が裏目に出たかな。