〜企業の闇とか子供の暴走とか〜
意外なキャラクターが「あっち」に旅立つ。もっとも、これまでイリーガルに強くかかわる話*1でしばしば妙な動きを見せていたので、流れとしては納得できる展開だ。これまで登場した一つの小道具がサブタイトルに繋がるビジュアルもいい。
物語の中心にいる人々が彼岸に近づいているので、日常の象徴としてフミエが必要と示す回。最初に主人公を電脳探偵局に引き込んだフミエが最も普通な現状が面白い。
それにしても玉子17歳が甥に近づく雰囲気が怪しすぎて、あてられてしまった。ハラケンの隠したいことを暴いたり、道具を取り上げたりと過剰な母性も感じる。
作画監督は秦綾子。通常よりは名前的にさびしい作画陣でありながら、豪勢な破壊エフェクト*2で映像的な充実度は高い。
ベテランアニメーター回には地味でも細やかで巧みな演技、若手アニメーター回には荒く激しくも力強いアクション、という配分をしている様子。