法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

橋下徹弁護士自身は説明するつもりがないらしい

もはや、いちいち突っ込んでもしかたない話かもしれない。
http://hashimotol.exblog.jp/6421242/

解説が遅れてすみません。
原告から訴状が本日届き、その対応等に時間が必要なため、すでに懲戒請求された方の懲戒請求が違法にはならないことの解説が後回しになってしまいました。
本日、「たかじんのそこまで言って委員会」の収録がありました。
この収録で、すでに懲戒請求された方の懲戒請求が違法にはならない点を説明しました。
9月9日放送です。
放送内容によっては、ブログで補充します。
取り急ぎご報告まで。

遺族に対して理由を徹底的に説明した上で欠席するべきと主張*1しながら、自身は訴状の対応に時間が取られたからと解説を後回しにする矛盾。しかも、一度すでに後回しにしている*2
番組は幸いにも見られるが、ローカル番組である以上は視聴不能な者も相当数いるだろう。視聴可能地域でも、見逃してしまう人もいるはず。
さらに番組での発言は編集される可能性が高いのだから、それこそブログや公式サイトで先に説明しても良いのではないか。収録はすませているのだから、説明が整理できていないということもないだろう。
タレントとしては、上手な番組宣伝だとは思うが。


http://hashimotol.exblog.jp/6416799/

もちろん私のメディアでの振る舞いも決して品位があるものとは言えないでしょう。
弁護士に対する信用を失ったと感じている方も多いことと思います。
しかし、私は私なりに、ここまでなら私個人に対する信用を失うまでで、弁護士全体に対する信用を失わせてはいないと判断しております。
この点につきましては、世間の皆様のご判断にお任せするほかありませんので、私のメディアでの振る舞い、当然、これまでのブログの表現も含めまして、どうしても許せないという方は、大阪弁護士会宛てに懲戒請求をして下さい。内容によりましては真摯に対応させていただきます。

弁護団特有の問題点でなく、弁護士全体の問題点で弁護団懲戒請求させるという謎は、以前にも書いた*3ので省く。
まず、橋下弁護士懲戒請求以外に否定意見を聞く方法を思いつかないのだろうか。弁護団に対する懲戒請求を扇動したのは、自身の感覚を弁護団に投影したためなのだろうか。そして橋下弁護士が真摯に対応するという懲戒請求は、どのような「内容」なのだろうか。
やや後に書かれたエントリと比較してみる。
http://hashimotol.exblog.jp/6416986/

光市母子殺害事件弁護団の弁護活動につきまして、日常生活で見聞きする報道、特にテレビ・新聞で得た情報に基づき、弁護団の活動によって、弁護士全体に対する信用を失った、また彼らに品位がないと感じた方のご意見を集めさせていただきたいと思います。私がこれから訴訟対応するにあたり、原告の訴えを退ける重要な証拠として利用させて下さい。
光市母子殺害事件弁護団の弁護活動は、弁護士会に対する信用を害した、品位を失う行為であったを立証するには、世間の皆様がそのように感じたという証拠を集めなければなりません。そしてそれは数が多ければ多いほどありがたいです。

自身への懲戒請求は「内容によりましては」真摯に対応するというのに、弁護団に対する懲戒請求は「感じた」で良いというのも、感じが悪い。
http://hashimotol.exblog.jp/6417707/

先ほどの記事にも書きましたが、この一週間連日、全国から本当にたくさんの皆さまより、
応援のメール、お電話、お手紙、FAX、を頂戴いたしました。
大変心強いです。

賛同意見を募集しているのだから、応援がたくさん届くのは当然だろう。
それはいいとしても、自身への批判意見を送っていいと書かないのはなぜだろう。批判にもきちんと目を通すのだろうか。実際、世間からの批判意見を読んだと明言している文章はない。


橋下弁護士は賛成意見をメールやFAXや電話で受けながら、反対意見は懲戒請求を求めている。かかる労力も時間も相当に異なるだろう。
何より、橋下弁護士を批判している人は、懲戒請求の難しさや周囲にかける労力について知っているだろう。つまり懲戒請求という提案は、見かけの差違以上に批判意見が届くのを防いでいるかもしれない。
そこまで考えて、自身への批判は懲戒請求だけ提示しているとすれば、ある意味で大した弁護士だと思わなくもないが……