法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

橋下徹弁護士のブログを見て、安倍首相退陣時の産経を思い出す

http://hashimotol.exblog.jp/6578413/

番組に出演すれば、総攻撃にあうことは間違いない。
しかし、そのような経験をすることで、自分の間違っているところ、正しいところが明らかになります。

http://hashimotol.exblog.jp/6618303/

以前,今枝弁護士を含めて僕を訴えてきた原告ら対して懲戒請求すると言いましたが,もうこの原告らに時間を割いている暇はありません。僕自身が懲戒請求していないことに対する批判は,原告らと一部のコメンテーターくらいしか言っていません。

たかじんのそこまで言って委員会』を賞揚した一週間後で、この変わり身の早さ。見ている方が恥ずかしい。
一部のコメンテーターと切り捨てて、何の経験になるのだろうか。


他は、「一審,二審の弁護活動の不十分さは,皆さんの懲戒請求によってやって今枝弁護士が詳細に語りだしたんです」といった手垢のついた“虚偽”ばかりで、今さら指摘しても重複するものばかり。
しかし、それでも気になる文章はあった。
http://hashimotol.exblog.jp/6618303/

 今枝弁護士のように,被告人の利益とか一生懸命に言っている人間も,自分が被害者になった瞬間に加害者を徹底的に攻撃するんです。
 自分が弁護人という第三者の立場のときには,被害者のことなど顧みることはしない。しかし,自分が被害者になったとたん加害者に牙をむく。
 笑い話です。

もしや加害者と自覚しているのか。なのに、笑い話なのか。

光市母子殺害事件弁護団のうち,僕を訴えてこなかった弁護人は,信念で人権,人の権利というものを尊重しているのかもしれない。僕は全く賛成できませんが,彼らの信念であれば,あとは論争するほかない。

……「人権」「人の権利」を尊重する信念に、「全く賛成できません」と言い出す弁護士*1我が目を疑った。

彼らは,事あるごとに人権,表現の自由ということを重視してきた活動をしてきたので,自分たちに対する世間からの懲戒請求も真摯に受け止めようとしたのかもしれない。

続いて、まさか懲戒請求制度を人権や表現の自由によるものと考えているのか、と再び我が目を疑った。以前にも書いたが、表現の自由で批判したいなら投書でもサイト解説でも署名活動でも何でもできる。懲戒請求のどこが表現なのだ。

*1:もちろん弁護士でなくても、人権は尊重するべきと考えるのが近代以降の常識だろうし、「世間」の考えだろう。