ゆずこ、唯、縁の少女3人の日常を見せる、2017年に発売された短話OVA。Blu-rayBOXが売り上げ好調だったおかげで、2013年のTVアニメと同じスタッフでつくられた。
![ゆゆ式 OVA「困らせたり、困らされたり」(初回限定版) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51IZkUoEzYL._SL500_.jpg "ゆゆ式 OVA「困らせたり、困らされたり」(初回限定版) [Blu-ray]")
スタッフは視聴者の期待にこたえようと悩みつづけたあげく、最終的にTVアニメからそのままつづく第13話となったという。OPとEDは新規だが一部の映像を流用しているし、空気感はたしかに過去のまま。
物語としては、ゆずこと縁を唯が大好きと思っている描写が目立つ。TV第1話*1の終盤でも、他のエピソードでは迷惑がってばかりの唯が、内心ではふたりをかわいすぎると思っていることを見せて、3人の関係がなぜ成立しているのかを明かしていた。つまりOVAは初回と対になるように内心をあらためて再確認したような構成というわけで、またひとつの最終回という感じがあった。
意外な面白さとして、映像ソフトの初回特典のアフレコ台本が、ただの複製ではなく原作者と声優がサービスでラクガキしまくった内容で、コメンタリー的な要素が楽しかった。
声優コメンタリーは密度が薄くなりがちで好きではないが*2、文章なら好きなテンポで読めるし、原作者参加ならではのラクガキ絵も良かった。
