法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『T・Pぼん』をボンズがアニメ化して、ネットフリックス製作で配信予定とのこと

 各WEBメディアにプレスリリースが流されるだけでなく、ティーザー予告映像も公開されている。
藤子・F・不二雄「T・Pぼん」2024年アニメ化 制作はボンズ、凡役は若山晃久(動画あり / コメントあり) - コミックナタリー

原作:藤子・F・不二雄
監督:安藤真裕
音楽:大島ミチル
アニメ―ション制作:ボンズ
製作:Netflix

 監督はアニメーター出身の演出家ながら安定したキャリアをかさねていて映像面では信頼できるが、さまざまな歴史的な題材を描いた原作を現代で映像化するには脚本家や考証スタッフが重要になりそう。
 ボンズと縁が深くて歴史作品も手がけてきたシナリオライターとなると會川昇の名前が思い出されるが、たしかアニメ脚本業界から手をひくかのようなツイートを以前にしていたような漠然とした記憶がある。


 ティーザー予告は本編のシーン抜粋というより、OPやパイロットフィルムから抜粋されたような映像。実際に歴史的な事物の描写がどうなるかはまだわからないか。

www.youtube.com


 ちなみに『T・Pぼん』は1989年に『キテレツ大百科』とかさなるスタッフで長編TVSPアニメ化したことがあるが、青年向けの原作をかなり子供向けにアレンジしていて、楽しく見つつも惜しさを感じた記憶がある。
 キリスト教イスラム教が衝突しながら不思議な二人旅をおこなう「十字軍の少年騎士」あたりを現代的なアニメ技術で見たいし、世界配信による反応も知りたいところだが、後期エピソードなので今回は難しいだろうか。