虹ヶ丘ましろの両親が帰国するという。そのためソラ・ハレワタールたちは空港に向かった。そこで出会ったのは飛行機のしくみにくわしい幼い少女。しかし感心しながら会話していると、少女が迷子だったことに気づく……
加藤還一脚本、小村敏明演出で、以前のシリーズからコマーシャルをしているピーチ航空とのコラボストーリー。
今作でのコラボイラスト第1弾では少年だけがパイロット姿で、パンツルックのソラ・ハレワタールもふくめて女性全員がキャビンアテンダント姿だった。ジェンダーバイアスの強化として批判もされていた。
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しかし2ヶ月後のコラボイラスト第2弾では、ハレワタールがパイロット姿になるだけでなく、虹ヶ丘が整備士姿という変化をつけて、コンビらしい関係性の表現とともにモダンな印象をつくりだした。
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そして今回の物語は、女性パイロットの母親と、幼い娘をつれて空港にきた父親というゲストキャラクターで物語を進める。アニメ制作にかかる時間を考えると、5月のイラストへの批判をうけて人物設定を変更したわけではなく、当初からこのような物語にした可能性が高いだろう。
作品がそれなりにジェンダーなどのバイアスに向きあうが、グッズ展開が保守的にとどまっているのは、この放映枠では以前からの問題ではあるが、だからこそ物語自体には率直に感心した。
他には、大人ぶっている優秀な子供が、過ちを自覚してから一転して幼くなってしまう展開もリアリティあって良かった。
アクションはあまり印象に残らなかったが、戦闘の余波が現実の飛行に問題をおよぼして日常と戦闘を関連づける展開は今作では珍しい。
