2018年にアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリをとった作品。
予告映像を見ると、美しく精緻な背景美術と、シンプルで影のない手描きキャラクター作画が、日本の子供向けアニメ映画のようだ*1。
特に、一時期の虫プロや亜細亜堂がつくっていた学習歴史アニメ長編に近い味わいがある。
奇をてらったアニメーションこそないが、ていねいに群集をひとりひとり個別に動かしている。
もちろん本編を見れば異なる印象も出てくるだろう。
残念ながら新型コロナ過もあってか上映館が少ないが、何らかのかたちで見ておきたい作品。
www.finefilms.co.jp
*1:ドゥニー・ドゥー監督はフランス人で、日本のアニメを見て育ったとコメントしている。 natalie.mu 同時にカンボジアにルーツがあり、映画は母の体験が反映されているとか。