法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『スター☆トゥインクルプリキュア』第32話 重なる想い☆新たなイマジネーションの力

スターカラーペンがそろい、フワが小さなユニコーンのように成長。そしてガルオウガとの再戦が始まる……


今回も村山功シリーズ構成が脚本で、高橋晃キャラクターデザインが作画監督。メインスタッフが入っているわけだが、イベントを消化するだけの繋ぎ回という印象。
主に敵幹部の過去を描いて、そこからくる願いがプリキュアの新必殺技で崩されるというかたちで、今回のドラマの重心は敵にある。それに対してプリキュアが語る戦う理由が、フワを守るためというだけなのが、ちょっとフワッとしすぎていた感はあった。
もちろんこれまで星奈たちがフワと仲良くしていた場面は回想された。キュアコスモが奪うことを批判して、ガルオウガが怪盗にいわれたくないと反論したのも、細かいところを忘れてなくて良かった。しかしそもそもフワはこれまで争奪戦で優先されず、あまり敵の攻撃で危機におちいったことがない。フワを守るという意味での積み重ねがないのだ。
逆に敵幹部側の事情は積み重ねがあったものの、これまで小出しにしてきた情報を確定させるくらいで終わった。次なる争奪対象を示すだけでなく、もう少し意外な新情報がほしかったところ。