畠中恵の小説デビュー作となる妖怪ミステリ小説をノイタミナ枠でTVアニメ化。2025年10月から全13話で放送された。制作はサンライズから分社したバンダイナムコピクチャーズ。
全体をとおして作画が安定している。ロボットの登場しないアニメでは昔からサンライズは意外な映像の安定を見せることを思い出した。
キャラクターデザインでは男がきちんとチョンマゲを結っているだけでなく、若者の月代で青い剃り跡を表現している表現が面白い。アニメではチョンマゲ自体が珍しく、剃り跡の表現にひと手間がかかるので、なかなか見ない。
物語については、主人公の異常におっとりした語り口は印象的だったし、陰惨な事件が連続した果てに犯人の目的が最初からかなわなかったと判明する虚しさなどは良かった。
ただ妖怪ミステリとして見ると、1クールかけて謎めいた連続殺人事件を解いていく面白味は半年前の同枠の『謎解きはディナーのあとで』*1には勝っていたものの、あまり巧妙な伏線や意外な真相というものはない。
第5話で、菓子屋の友人が餡子を作ってきて、病弱な主人公に汁粉にするよう勧めるのだが、その親友は汁粉を飲まないで去っていく。餡子に毒みたいなものが入っているパターンだろうか?と作品自体の謎解きミステリな雰囲気から想像したのだが、深読みにすぎなかった。
![しゃばけ 第一巻(完全生産限定版) [Blu-ray] しゃばけ 第一巻(完全生産限定版) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/418YXc7P+sL._SL500_.jpg)