大半が赤字なだけでなく民業圧迫という本末転倒なところもある官民ファンド。
もととなる産業革新投資機構が設立されたのは2009年からだが*1、無節操に設立されたのは民主党政権が終わった結果だったという。
(取材考記)赤字だらけの官民ファンド 「後始末」責任は財務省に 大鹿靖明:朝日新聞デジタル
民間ファンドほど市場圧力にさらされない半面、多くは「株式会社」なので官公庁ほど情報開示を迫られない。それゆえ規律が緩くなりやすい。
今になって財務省は「素人投資で失敗ばかり」(主計局幹部)と、ひとごとのような顔をするが、これら官民ファンドの乱立を招いたのは公金の元締である財務省でもある。
財務省がおこなうのはもちろん緊縮ばかりではないが、その投資は好景気を呼びこんで社会全体を豊かにする方向性とは限らない。豊かな企業をより肥やすために反緊縮が唱えられているわけではあるまい……少なくとも建前においては。
そのような投資を自民党政権が後押ししたことをもって、財務省と対立する反緊縮と歓迎されていたとは思いたくないものだが……
*1:念のため、さらに元となる動きは2008年以前からあった。