信頼できない資料を出すような与党へ野党が抗議するため審議拒否したことが「18連休」と揶揄されていたが、期間だけでなく正当性のなさにおいても現状の与党に問題があることはいうまでもない。
安倍首相逃げる予算委/50日間開かれない異常
2019年度予算を採決した3月27日の参院予算委が最後。以来約50日間、衆参両院の予算委は開かれていません。これは、首相、閣僚の国会出席義務を定めた憲法63条に違反するものです。
野党の審議拒否は議論に必要な最低限の基礎を求めるため、数少ない手段から選んだものであり、一般にいう休みではない。競技で反則行為があった時に試合を止めるようなものだ。
もちろん野党議員は期間中に何もしていなかったわけでもなく、外遊などで他の公務はおこなっていたし、野党合同ヒアリングで議論に必要な基礎を固めようと努力をつづけていた。
対して今回のように与党が予算委をひらかないことに、議論に必要な何らかの理由があるとは思えないし、そのような説明がされているとも聞かない。
先日のビザなし交流において、元島民へ議論をふっかけた丸山穂高氏*1も、与党に対して野党議員として議論を強引に求めたなら、それはそれで評価する声が上がったかもしれない。
しかしながら現実の丸山氏は、委員外の野党議員でありながら議論のさなかに強引に採決をうながしたり、他野党への「18連休」という揶揄に追従したりして、むしろ与党が議論から逃れることを助けていた。
委員外議員の一言で採決強行「乱暴」 江川紹子さん嘆く:朝日新聞デジタル
そういえば、国会ボイコットで何故か台湾へは行かれた蓮舫議員も小西議員に似てますね。二重国籍で記憶や発言が二転三転されてた方が、加計で秘書官へ記憶を自在に無くすのかと詰め寄ってたかと。数年前の委員会室転倒ニュースを拝見したあの三宅さんでしょうか?知りたければ18連休で検索して下さい! https://t.co/7qb6dsnzQj
— 丸山ほだか (@maruyamahodaka) 2018年6月20日
先日の元島民に対して議論をふっかけた内容も、相手の否定を無視して同じような主張をくりかえすばかりで、議論を深めようとする意思は丸山氏から感じられなかった。
そして丸山氏は、自身の言動が与野党から批判をあびる現在の国会から欠席したという。たとえ欠席理由が妥当であっても、他野党への揶揄を考慮するまでもなく、休んでいることに変わりはあるまい。
戦争発言の丸山穂高氏が欠席 辞職勧告決議案は結論出ず | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス
日本維新の会を除名処分になった丸山穂高衆院議員は16日、同日午後に開催される衆院本会議への欠席届を衆院事務局に提出し、欠席した。理由は明らかになっていない。衆院議院運営委員会は同日の理事会で、丸山氏に対する議員辞職勧告決議案提出について協議したが、結論は出なかった。
ただ、丸山氏がアルコール依存症だという知人の発言が事実ならば、ストレスのかかるだろう政治活動から身を引いて、心身を休めながら治療に専念したほうが自身のためにも良いのでは、とも思うのだ。
*1:丸山議員発言、地元も怒り「1人の勝手な言動で…」:朝日新聞デジタル「酔って宿舎内の部屋に入り込み、大声で議論をふっかける丸山議員を、事務局は繰り返し制止しようとしたという。」