プリキュアになれたことで、これまで以上に愛崎は人助けに暴走する。もちろん過剰な活動は失敗をよびよせるが……
ゲストの登場で話題となったエピソード。今作の開始前に流れていた情報ではあるし、冒頭の挨拶を愛崎とルールーが担当して「ふたりはプリキュア」宣言し、それを3人にツッコミされたりと、前振りはされていた。
しかし、実はゲストは本筋にはからまず、はぐたんの能力で結末に登場して次回に引くというかたち。前後枠で放映されているスーパー戦隊がシリーズを超えた協力をするくらいの感じで、作品設定の根幹にかかわる出来事なのか、あくまで視聴者サービスのカメオ出演にとどまるのか、現段階では何ともいえない。
そして本筋は、あらためて愛崎のヒーロー願望とおりあいをつけるという、つなぎ話のような内容だった。キャラクターを印象づけるため登場時に極端な行動をとらせて、仲間になった後は登場時の奇行が忘れられるという作品はよくあるが*1、もとの性格をあらためて描いてひとつの人格を大切にしている感じがあって、意外と良かった。
また、ゲストスペシャル回の恒例として作画が美しく整っていた。メインスタッフがほぼ共通する第12話*2より良い印象だったが、宮本絵美子総作監が入念に手を入れたのだろうか。