NHKの「政治マガジン」が4月からはじめたコラム「永田町・霞が関のサラめし」で、小池晃氏の昼食がとりあげられた。
対するリプライとして、あたかも小池氏が贅沢をしているといったツイートや、共産党が税金を悪用しているかようなツイートがよせられている。
元記事に対しても、多くの共産党批判がツイートされ、賛同を集めている。
もちろん現在は反論ツイートも多くリプライされている。
よく元記事を読めばわかるとおり、これは一般的なレストランではなく、政党本部内の食堂で出されたものだ。
小池晃さんのステーキランチ | 永田町・霞が関のサラめし | NHK政治マガジン
しゃもじで茶碗によそおっている写真からわかるように、配膳から片付けまでセルフサービスでおこない、人件費を節約している。
しかも大量生産を前提とした2種類の日替わりランチのひとつであって、好んで高価なメニューを選んだわけではない。
共産党本部の食堂では、ランチメニューは2種類の日替わりで、一律480円。
なお、こうした組織の厚生目的の食堂は、値段の一律さを優先するため、日々のメニューによっては原価割れになることもあるらしい。
しかし今回に小池氏が食べているのは、和牛どころか国産牛ですらない110gの豪州産。たぶん赤字にもならないだろう。
一口一口、力強くかみしめ、110グラムのオーストラリア産ビーフを平らげました。
いずれにせよ、480円のランチにステーキがあるだけで贅沢あつかいされるという、現代日本の貧しさが実感されてしまう。
ちなみに、前日にとりあげられている菅義偉氏は、専門店で昼食をとっていて、4倍以上の食費がかかっている。
菅義偉さんのかき揚げそば | 永田町・霞が関のサラめし | NHK政治マガジン
この日、菅さんが秘書官たちと足を運んだのは、総理大臣官邸近くのそば屋。
「2色もり」と「かき揚げ」、締めて2070円。
なお、昼食がほとんどそばなのは、早く食事を終えるためと菅氏が説明していることは留意しておこう。
秘書として仕えた小此木彦三郎・元建設大臣から、「秘書は時間を無駄にするな」と教えを受けたことをきっかけに、そばを食べることが多くなったと振り返りました。
オチについては、耐えるのではなく答えてほしいと思うところだが。
この日も5分程度でそばをすすり、店を出る際に一言。
「うまいそばで英気を養ったので、記者会見でみなさんの厳しい質問にも耐えますよ」