法華狼の日記

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「話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選」の投票集計結果の雑感

例年通り素晴らしい仕事で、新米小僧氏が集計されていた。
「話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選」投票集計: 新米小僧の見習日記
ちなみに私が選んだ話数は下記エントリ。
話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選 - 法華狼の日記


集計の全体として、例年よりも特別な1話だけというものが少なく、作品を代表する第1話や終盤が目立つ。特別なエピソードを紹介したいという企画の初期目的とはズレてしまっているかもしれないが、たしかにスタッフも力を入れる話数ではあろう。いずれにせよ良くも悪くも安定している作品は波が少なく、票がばらけてしまったということなのかもしれない。
そこで印象深いのは第2位の『この素晴らしい世界に祝福を!』第9話で、この企画におけるバカエロ回の強さがあらためてわかった。各話がコメディとしてバラエティあったが*1、この第9話は同種のバカエロアニメと違って規制が少なく、キャラクターデザインの菊田幸一がすみずみまで手を入れた女体の肉感ぶりも作画アニメとして見どころあり、頭ひとつ抜けた印象はたしかにあった。
逆に『響け!ユーフォニアム2』は、あいかわらず上位なものの票がのびていない。第8話にピークが集中した昨年の無印*2と違って、演奏のピークとなる第5話と主人公ドラマのピークとなる終盤で、票が割れたためか。


個別の上位作品では、男女ともに票を集めやすいためか、はたまた別の理由があるのか、いわゆる百合が強い。2016年序盤や終盤に話題をさらって見えた『昭和元禄落語心中』や『ユーリ!!! on ICE』が上位に顔を出していない*3
そこで、作品評価が高く票も第3話と第10話に集中しやすそうだった『灼熱の卓球娘』が意外とのびていないことが、不思議である。ひとつ思いあたるのは、スポーツ系アニメが弱い傾向が見えること。先述した『ユーリ!!! on ICE』は『昭和元禄落語心中』より低く、『ハイキュー!!』2期3期も低め。他に百合っぽいアニメも潜水が題材の『あまんちゅ』は1話ずつ5票しか入っていない。


とはいえ、今年は例年よりばらけていることで、たいていの作品が1票以上は投じられている。その紹介を各ブログで読むだけでも楽しいし、知らないエピソードの発見もある。
特にヒーローパロディらしい『おじゃる丸』第1571話「おじゃっちマン」や『リルリルフェアリル 〜妖精のドア〜』第36話「ヒューマルとフェアリルは恋ができないの?」は機会があれば視聴してみたい。

*1:個人的には、さまざまなパターンの爆発エフェクト作画が堪能できて、理不尽に苦悩させられる敵に共感せずにいられない第4話が最も印象深かった。アホの子という評価のキャラクターが、本当にアホの子に見えたことも珍しい。

*2:「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」の投票集計結果の雑感 - 法華狼の日記

*3:全話が良かったのでで票を投じにくいという意識が働いた結果かもしれないが。