法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

「話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選」の投票集計結果の雑感

新米小僧氏により、63サイトから集計されていた*1
「話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選」投票集計: 新米小僧の見習日記
私個人のベストテンは下記エントリの通り。
話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選 - 法華狼の日記
もともとが、埋もれて話題になりにくい作品を、エピソードだけでもほりおこして紹介しあおうとする企画。参加したサイトのエントリを見ながら「わかる」「なるほど」などと頷いたり首を傾げたりして、年末年始を楽しくすごした。
女児向けアニメで大人になった後日談を描いた『魔法つかいプリキュア!』第49話が上位に食いこんだり、リニューアル直後の『ドラえもん』が3票を集めていたりが私個人の関心から興味深い。


そして集計1位に選ばれた『Fate/Apocrypha』はまったくの未見なのだが、作品自体は作画の良い評判を聞かなかったところ、第22話だけは作画をめぐる絶賛や論争を耳にしていた。例年はシリアスかギャグかエロスにつきぬけた作品が選出されがちなところ、アクションやアニメーションの評価で1位になるのは珍しいという印象がある。
2位の『宝石の国』第8話も、プリヴィズを松本憲生が手描き作画をしたことで注目された。3位の『NEW GAME!!』第6話は劇中絵の説得力の高さが印象的だった。
それぞれの作品自体の評価の高さもあるだろうが、今年は例年よりも映像面の高まりが選ばれる要因になっている気がする。


全体に見どころが散らばるタイプの作品が選ばれにくいのは例年通りで、通例としてストーリーの連続性が高いノイタミナが弱いのだが、時系列を崩した『プリンセス・プリンシパル』も話数が分散してしまった様子。
また、1票しか入っていない話数はトンデモ的な面白味で評価されているかのようなものもある。まったく票が入っていないからといって悪い作品とも限らない。

*1:ツイッターなどを見ると、集計後に参加しているサイトもある様子。