法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『世界まる見え!テレビ特捜部』戦慄の瞬間SP

2時間SPなのに時間配分がよくなくて、見たいエピソードが短く、最後の事件がダラダラと長い。
「戦慄の瞬間映像」「危機一髪カウントダウン映像集」は、YOUTUBEなどにアップロードされてそうな、さまざまな災害をギリギリで助かった映像を見せていく。
「危険なお仕事:ベトナム編」は、魚籠を自転車いっぱいにくくりつける行商人や、激流に罠をしかける漁師を映しだす。行商人の老人はのんきな情景であるが、激流に竹製の罠をつくったり、自ら魚籠をもって激流に身をあずけたり、漁師の賭博性はどこの国も変わらないな。しかしベトナムでは16歳から免許なしでバイクに乗れるということは知らなかった。
「過激なドッキリ番組」は、ジェット旅客機を借り切って女優を騙すエジプトの番組。親族に責められる妻を案じていた人の良い女優が、ジェット旅客機が緊急着陸することでパニックになり、運の悪い妻を責め立てるようになる姿はいたたまれなかった。
「ある日あなたも囚われの身に!?」は、行き別れた父に会おうとパキスタンに行ったイギリスの青年のドキュメンタリー。青年に同情的なつくりだが、父親から大麻の密輸を手伝うよういわれて従った時点で、罪を犯してしまっている。家族の情で共犯になってしまう心情はわからないでもないが、とりあえず父親が麻薬の運び屋と知った時がまず「戦慄の瞬間」だろう。その父親も、がまんできずに列車通路で大麻を吸ってしまうような無軌道ぶりがすごいので、最終的には青年をかばっても下手なマッチポンプとしか思えない。