法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

音楽映画ベストテン〜アニメ限定〜

例によってアニメしばりで参加。
2015-10-31
推奨されている計測しやすい書式*1にそって、冒頭にリストを置いたが、うまく表示されるだろうか。

  1. ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年、須田裕美子・芝山努監督)
  2. マクロスFB7 オレノウタヲキケ!(2012年、アミノテツロー監督)
  3. ピアノの森(2007年、小島正幸監督)
  4. トムとジェリー ピアノ・コンサート(1947年、ウィリアム・ハンナ監督、ジョセフ・バーベラ監督)
  5. NITABOH 仁太坊 津軽三味線始祖外聞(2004年、西澤昭男監督、高岡淳一アニメーション監督)
  6. イエロー・サブマリン(1968年、ジョージ・ダニング監督)
  7. 映画けいおん!(2011年、山田尚子監督)
  8. 映画クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年、原恵一監督)
  9. WXIII 機動警察パトレイバー(2002年、高山文彦総監督)
  10. トキメキソーラーくるまによん(1992年、やすみ哲夫監督)

もともと音楽家を題材とした実写映画はほとんど見たことがなく、実写ミュージカルであれば舞台で充分だろうと感じてしまうため、たとえ制限せずともアニメ映画ばかりになったろう*2
以下、各作品の簡単な紹介と、選んだ理由。


1.『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』(1992年、須田裕美子・芝山努監督)まる子とクラスメイトは、好きな歌をテーマに絵を描くこととなった。そこから絵描きの女性とのふれあいと、歌をモチーフにした奔放なイメージが交錯する……
これは音楽をつくる側の物語ではない。われわれと同じく、聞き、楽しみ、記憶する側の物語だ。鑑賞できる機会の少ない作品だからこそ、劇中のノスタルジアと観客のノスタルジアがかさなりあう。かつてこの作品がもっていたリリカルでガーリィな世界観の素朴なうつくしさ。湯浅政明をはじめとして、アニメーターが腕をふるった歌パートのすばらしさ。すこし背伸びした日常のドラマとしても、絵と音で楽しむアニメーション作品としても、いつまでも心に残しておきたい。
以前の続編映画ベストテンでも10位に選んだが*3、やはり今回は1位に選ぶべきだと思ったし、まったく迷わなかった。VHSとLDが廃盤になってひさしいが、待ちわびているファンが多い傑作だ。2015年11月にひさしぶりの新作映画が公開されたばかりだし*4、そろそろ新しく映像ソフト化してほしいところ。


2.『マクロスFB7 オレノウタヲキケ!』(2012年、アミノテツロー監督)星間移民星団マクロスフロンティアに、不思議な鳥が謎のVHSビデオを運んできた。そのビデオには、音楽で侵略者を撃退したとされる英雄、熱気バサラという男の真実が録画されていた……
昨年のアニメ映画ベストテン企画で選んだ『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』と似た趣向のTV総集編。1994年のTVシリーズマクロス7』の映像素材をつかって、2008年のTVシリーズマクロスフロンティア』の登場人物が視点となり、架空の偉人の実像を断片的な情報でさぐっていく作品にしたてた。
可変ロボットと歌と三角関係がモチーフになっている『マクロス』シリーズにおいて、TVシリーズマクロス7』はメインロボがほとんど戦闘に参加せず、作画の悪さもあって戦闘シーンに魅力が欠けていた。逆にいえば、最も音楽作品らしいシリーズだったし、劇中で流れる音楽のみBGMにする趣向もその印象をささえている。この総集編でも劇場版やOVAの映像をつかわず、つかいまわしばかりのTVシリーズの戦闘をそのまま見せる。そしてひたすら戦場で歌いたがるだけという男の姿を映していく。
あくまで総集編だが、同時代の困惑を追体験する楽しさはあったし、それを新シリーズのキャラクターと共有する感覚もおもしろかった。映像素材を古臭さもふくめて活用する設定や、『マクロスフロンティア』の主人公が不在なまま終わる構成など、総集編のための技巧も光る。


3.『ピアノの森』(2007年、小島正幸監督)ピアニストの家系のため英才教育を受けていた雨宮修平は、転校先で一ノ瀬海というクラスメイトと知りあう。一ノ瀬は鳴らないはずの森のピアノを奏でて、雨宮を圧倒した。やがて音楽教師をまきこみ、一ノ瀬と雨宮はたがいを高めあう……
一色まこと花田少年史』をTVアニメ化したスタッフが、同原作者の漫画を単行本5巻までアニメ化。ストーリーとビジュアルを全体的にリアルへ寄せている。低い頭身をラフな線で描いた原作に対し、アニメ映画は高い頭身でシャープな線*5。ていねいに演奏をアニメートして、ドラマパートの作画も良好。コンクールで登場する少女、丸山誉子が髪をほどく姿は、原作よりアニメが魅力的なくらいだ。
特に物語として説明不足もなく*6、ちゃんとクライマックスに向けてうねりがある。挫折をかかえた音楽教師のドラマが立体感を生み、雨宮と一ノ瀬の異なる孤独がドラマとして浮かびあがった。
芸能人声優も、たくみな配役だったと思う。雨宮を演じる神木隆之介は順調にキャリアを重ねていたし、音楽教師を演じる宮迫博之は見事なもの。丸山を演じた福田麻由子も違和感なく、後にマッドハウス制作のアニメ映画で主演に抜擢されたのも当然。上戸彩の声質だけは女性としか感じなかったが、野生児なのに中性的に美しい一ノ瀬のキャラクターを支えてもいた。スタッフや配役や人間関係を見ると、キャラクター設計が『サマーウォーズ』の原型のようにも感じる*7
テレビドガッチ
おしむらくは、クライマックスの演奏でイメージシーンが浮いていること。描写そのものは原作と変わらないのだが、リアリティを高めてシャープに映像化したため、相対的に違和感を生んでしまった*8


4.『トムとジェリー ピアノ・コンサート』(1947年、ウィリアム・ハンナ監督、ジョセフ・バーベラ監督)燕尾服でめかしこみ、そっくりかえったトムがステージにあらわれた。満員の聴衆を前にして、トムは見事なピアノ演奏をおひろめする。しかしそのピアノの内部ではジェリーが眠っていた……
原題は“The Cat Concerto”で、『猫の演奏会』とも訳される。アカデミー賞をうけた短編アニメーションの傑作。いつものやられたらやりかえすケンカをステージだけで完結させながら、アイデアたっぷりの展開と描写で飽きさせない。ピアノの音とキャラクターの動きを完璧にシンクロさせた作画は、時代をこえて魅力的。
再放送の『トムとジェリー』を何度も見ては楽しんだという思い出補正もある。だが、やはり音楽を題材にした映像作品として外せない。


5.『NITABOH 仁太坊 津軽三味線始祖外聞*9(2004年、西澤昭男監督、高岡淳一アニメーション監督)明治初期、幼くして両親と視力を失った秋元仁太郎は、瞽女に三味線をならい、周囲の助けで芸をのばす。しかし盲人芸能をとりしきっていた当道座が、何度となくたちふさがる……
高岡淳一アニメーション監督の代表作。キャラクターデザインや絵コンテや作画監督などの映像の基礎全般をつとめた*10。このような教育映画としては珍しく現代的な絵柄で*11、なおかつしっかり骨格を作画したアニメートが楽しめる。海外の映画祭で複数の賞をとっただけはある。
Nitaboh [Trailer] - YouTube
問題は、アニメ制作会社をたちあげた実業家が、初監督と脚本までつとめているところ。時系列にそっただけの構成がつまらないし、なにより台詞が説明的でかたい。ライバルの田原坊は魅力的な美形デザインなのに、中盤に少し顔を見せただけで、その実力や背景は当道座内の台詞で説明される*12。仁太坊のイタコ修行も、死者がよみがえるイメージシーンにだけ利用して、盲人女性の音楽として三味線にとりいれられた時代背景は無視される*13。なぜか音楽にワルシャワフィルハーモニークリヤ・マコトを起用している*14
しかし『ピアノの森』とは反対に、最後の三味線勝負は圧巻。ここだけ台詞をほとんど入れず、アニメーターや美術スタッフに映像をまかせ、上妻宏光の演奏をしっかり聞かせる。絵と音だけで勝敗の説得力を出せているし、決着の瞬間にEDとなったのも良い余韻を生んでいた。


6.『イエロー・サブマリン』(1968年、ジョージ・ダニング監督)海底にある音楽の楽園ペパーランドを、侵略者ブルーミニーが制圧した。楽園を救うためビートルズは求められるまま黄色い潜水艦に乗りこみ、歌とユーモアでたちむかう……
いかにもブリティッシュなスカしたユーモア満載の、ぐうの音も出ない寓話。実写素材を活用し、コラージュやロトスコープを多用した、サイケデリックでビビッドなビジュアル。頭身が高いのに奇妙に平面的なキャラクター作画。「批評家」や「穴」といった小道具が、ルイス・キャロル作品のように意外な活躍をしたりする。長編映画としては起伏がちいさいものの、アートアニメーションとしては充分にエンターテイメントしていた。
ただし音楽映画としては曲が意外と少なめ。声優もビートルズではなく、あくまでアイドルのキャラクターを貸したかたち。音楽の楽園をめぐる物語なら、ひっきりなしに音楽が鳴りつづけるくらいの趣向はほしかった。


7.『映画けいおん!』(2011年、山田尚子監督)3年生の卒業を記念して、軽音部の5人でロンドン旅行。せまい舞台をとびだして、いろいろな人々と出会って、しかし軽音部の本質が変わることはない……
音楽と演奏を楽しいものとした作品も入れておきたかったし、現代日本アニメで見られる演奏シーンのメルクマールとしても重要。最近に感想エントリをあげたので、くわしくはそちらで。
『映画けいおん!』 - 法華狼の日記
単体なら順序に悩むところだが、ロンドンで音楽というとりあわせなので、確定している6位の次にした。


8.『映画クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』(1997年、原恵一監督)魔人を復活させるという不思議なタマを、ひまわりが飲みこんでしまった。そのタマをめぐる争いに野原一家がまきこまれていく。長い旅のはてタワーに集まる人々。そこで悪と対峙するため選んだ方法とは……
原恵一がシリーズ映画の初監督をつとめ、さまざまな映画にオマージュをささげたロードムービー。映画『クレヨンしんちゃん』には、ミュージカル作品や無台詞作品がふくまれる短編『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』もあれば、ミュージカルを意識した長編『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』もあるが*15、あえてクライマックスに唐突に歌が出てくるだけの作品を選んだ。
カーチェイスも剣戟アクションも、いつもと違って妹を守るため身をはったギャグも、ひとつひとつはキレキレだが、魔人の復活を止めるためには足りない。いろいろな方法をためした最後に、歌だけがのこる。音楽を中心的なモチーフにした映画ではなく、そこまで音楽を描写しなかったからこそ印象に残るという、他の音楽映画では出せない味わいのためここに選んだ*16


9.『WXIII 機動警察パトレイバー』(2002年、高山文彦総監督)ピアノをかなでる幼い少女。海に向けて流される音楽。騒々しいディスコ。アナログレコードを収拾する老刑事。ロボットが怪獣を待ちうける無人のスタジアムで、無邪気な宣言が耳をつきさす……
たいていの音楽映画では、なんらかのカタルシスが音楽にのせて流れるものだろう。それが喜劇であれ悲劇であれ。たとえ劇中で誰も聞いていなくても、たいてい演奏家は自分自身のためかなでて、その音楽の価値は観客につたわっていく。しかしこの作品のクライマックスでは、演奏する主体も、聞きとる客体も、すでに失われている。
この映画では人も獣も音にだけ反応し、曲に耳をすませることはない。在りし日の幻として電子的に再現された演奏が、ささいな反抗のために流されるだけ。それも意図せず最悪のタイミングで。無力ですらない無為、それをつきつける結末が胸をざわつかせる。
つまりアンチ音楽映画として選んだわけだが、さすがに音楽にポイントを置いた作品ではないので、この順位にとどめた。昨年のアニメ映画ベストテンにも選んだように、私個人の嗜好で入れてしまったところも大きいかもしれない。


10.『トキメキソーラーくるまによん』(1992年、やすみ哲夫監督)流行していたソーラーカーにドラえもんが参戦した企画の実写と、自動車の歴史を音楽にのせて映像化したアニメをあわせた短編。
公開当時に何回か鑑賞した記憶の印象だけで入れたが、それだけの思いいれがある作品。ミュージカルというより、プロモーションビデオというか、無台詞映画にちかいつくり。ポップなデザインで文明をパロディして、よどみなく動きつづけるアニメーションが楽しかった。
映像ソフト化されたことがなく、ケーブルテレビなどで放映されることもなく、1位以上に視聴が困難。イベント上映がくりかえされる『ドラえもん』関連作品だが、この作品はそれすらかなわないらしい。少なくとも赤青立体映画『ウルトラB』よりは映像ソフト化の可能性があると思うのだが。


1位から7位と、番外の後半3作品は、他にも選ばれる可能性があるだろう。少なくとも『マクロス』シリーズから選んだ人は複数見かける。ただ『マクロス』シリーズについては、人気の完全新作映画のほとんどが戦闘の華々しさに要点があり、音楽映画としては落ちると感じたので、この選定となった。
また、あくまで個人的な嗜好だが、実写ミュージカル映画については、歌いだす必然性が劇中の心情から理解できないのがつらい。『ダンサー・イン・ザ・ダーク*17のような趣向など、なんらかの必然性がうかがえればいいのだが。そこが最初から虚構の身体と明かしているアニメや人形劇とちがうところ。


以下、番外の作品もいくつか簡単に。
エスカフローネ』(2000年、赤根和樹監督)今年の映画ベストテン企画の内容を知った時に真っ先に思い浮かんだ。しかし劇中で同じ歌を違うキャラクターが唄うだけで、クライマックスにすら関係ない。魅力的な歌を唄う女主人をめぐって争う『紅の豚』が相対的に音楽映画らしいと感じるほど。演出としても背景音とほとんど変わらず、レギュレーションから考えて落とすことにした。
『劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟』(2013年、錦織博監督)TVシリーズの1エピソードくらいの外伝的な物語であり、あくまでファンサービス的なアニメオリジナル作品。しかし、街角の弾き語りにはじまり、大観衆の前でコンサートを開くまでの、歌手という夢物語をえがく主軸は良かった。歌を失った少女と歌しかない少女の関係は、科学と魔法が交錯する作品を象徴しつつ、クライマックスを力強く支えている。すでにアニメで手垢のついた軌道エレベーターを後づけで入れるより、死者を追悼するためのモニュメントを舞台にして、最後の“歌”を映画の中心にもっていけば、より作品としてまとまっただろう。
セロ弾きのゴーシュ』(1982年、高畑勲監督)いかにも高畑作品らしく、ものすごい高度な技術をつかって、あえて普通の映像のようにそっけなく見せる。音楽に要点をおいた作品ではなく、あくまで音楽をモチーフにした小説の映像化であり、演奏描写は付随した要素にすぎない。それでも絵と曲の合わせなど、この時代にどうやって成功させたのか、あらためて見ても驚かされる。やはり原画と美術をそれぞれひとりでやりきったほど少数精鋭の自主制作だからできたことなのだろうか。
Wake Up, Girls! 七人のアイドル』(2014年、山本寛監督)東日本大震災をうけて、山本寛監督が東北をもりあげようと展開した地方アイドルプロジェクトの一環。それで都会の厳しさを見せるまではわかるが、えんえんと田舎の貧しさも見せていく。どこまでも露悪的に、そこぬけに下品に、アイドル商売のむなしさをえがいていく。大人も子供も欲望にまみれて、ほとんどが責任を投げだしていく。TVアニメ第1話につながる下着シーンの下品さは、それを隠す力も心もアイドルが失っていることの象徴。それでも最後に、かたちだけのアイドルという立場と、ひとつだけの歌がのこされた。アイドルをきわだたせるために他のすべてをなげうった作品であり、好きではないが嫌いにもなれない。

*1:ネット上の投票企画の書き方 - 破壊屋ブログ

*2:昨年のアニメ映画ベストテンに選んだ作品とひとつかぶるが。アニメ映画ベストテン〜映画限定〜 - 法華狼の日記

*3:続編映画ベストテン〜アニメ限定〜 - 法華狼の日記

*4:映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年 - 映画・映像|東宝WEB SITE

*5:共通するスタッフによる浦沢直樹MASTERキートン』『MONSTER』のTVアニメを思わせる。

*6:あえて注文をつけるなら、一本の長編にするため、過去回想などで丸山を先に登場させる伏線がほしいくらい。

*7:あえていえば、好きになれない部分が多い『サマーウォーズ』から、『ぼくらのウォーゲーム!』の要素を除いて、比較的に良かった部分だけ抽出すると、ちょうどこの『ピアノの森』になると思っている。カズマに対応するのが一ノ瀬で、ワビスケに対応するのが音楽教師。

*8:きちんと最後まで演奏だけ作画された雨宮こそ、映像としては魅力的に見えてしまう。たとえば、ペットの犬とともに幻想の草原を飛んでいくのではなく、演奏する足元に犬がよりそうように。たとえば、観衆のすべてが幻視するのではなく、森のピアノを知る雨宮だけが一瞬だけ見るように。そうイメージを抑制すればリアリティに支えられ、よりクライマックスが力強く感じられたことだろう。

*9:映画.comやKINENOTEでは「津軽三味線始祖見聞」表記だが、タイトルクレジットや制作会社の表記は「津軽三味線始祖外聞」。NITABOH 仁太坊 津軽三味線始祖見聞 - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)http://www.waoworld.com/biz/movie/movie_detail_nitaboh.phpを参照。

*10:絵コンテはまついひとゆきと共同、作画監督は7人いるうちのひとり。しかしマッドハウスやユーフォ―テーブルやテレコムアニメーションのベテランが参加しており、それだけでもマニアには見どころとなるスタッフが集まっていた。

*11:似たような教育アニメ映画の『星空のバイオリン』と比べてみよう。

*12:むしろ脚本の印象の弱さをフォローするために、いかにもアニメらしい美形にデザインしたのかもしれない。

*13:tsugarushamisenの説明を参照。

*14:それぞれアニメBGM経験も多くて、技術的には問題ないとは思うのだが、勃興期の津軽三味線を題材にしてオーケストラサウンドを多用するのは違和感があった。結末をきわだたせたるため三味線の音を少なめにしたいのだとしても、仁太坊が三味線のかわりにつかう尺八などを活用しても良かったのでは。

*15:ひまわりを争奪する『タマタマ』に対して、こちらはシロを争奪する。

*16:厳密には人々が協力して幼子を助ける展開がもう一押しあるが。

*17:感想はこちら。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 - 法華狼の日記