海岸……ジャージ……輪廻……
今回はプリキュア合宿ネタ。新メンバーが入ったことで、ブルーが改めて恋愛禁止をいいわたす。『Yes!プリキュア5』の第26話で描かれた合宿が、「ロマンス全開リゾートライフ！」というサブタイトル通りの内容だったことと好対照。
キュアフォーチュンの反応は、単なる批判というより、すでに恋愛対象がいるような感じがある。ブルーに対するクィーンミラージュのように、ファントムが過去の恋愛対象だったりするのだろうか。
もっとも恋愛描写は細部にわだかまりを残しただけで、本筋はバカバカしい訓練や決めポーズの考案にあてられている。無理に肉体をきたえようとして負担をかけるよりは、安心して見ていられる。仲間になったとたんに弱点をさらしつづけるパターンではあるが、たぶんキュアムーンライトが強キャラすぎた反省なのだろう。
今回は赤田信人が作画監督。全体としてディテールが少なめだが、ゆるい物語に合っている。新バンクが披露されたことで、要所では充分に画面が華やか。
コンテは今千秋監督の変名「いなばちあき」で、劇場版監督にあたって作品性をつかむための登板だろうか。特に良くも悪くも。
10周年挨拶はキュアレモネード。川村敏江の絵柄が少し変わったことで、童顔のアイドルという印象はそのままに、ちょっと成長した雰囲気が出ているのが実に良い。
