法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

産経新聞の百人斬り教育報道に基づいて学校へ抗議が入れられたという

先日のエントリ*1トラックバックしていただいて知ったのだが、有名なところでは有名な水間条項氏が抗議を入れて、よりによって教育委員会の指導や教頭からの謝罪を引き出してしまったらしい。
超拡散《悪魔の歴史認識を刷り込んだのは○○県;○○中学校教諭だった》【フリージャパンウオッチ】 - 水間条項の妄言
しかもlixyoshida氏も批判しているように、抗議の基盤になっている論理が無茶苦茶すぎる。“百人切りが事実なら勲章をもらっているはず→勲章をもらってはいない→百人切り報道は捏造”という、前提も過程も欠落だらけの稚拙な三段論法だ。

【そこで私が調査した結果を報告します】この中学校教諭は、○○中学校★教諭だった。その「平和学習」の発表で決定的な間違いは〈「戦争になったら、相手国の人をたくさん殺せば殺すほど勲章がもらえてたたえられるんです」と、語りかけていた。〉と、報道されていたことです。

小生は、「百人斬り」裁判;原告側運営委員兼訴訟支援委員を務めていたものとして、2月1日、○○中学校N教頭と○○町教育委員会指導班H担当者に問い合わせ、「百人斬り」を実行したと発表した兵士に「勲章」が授与されていなかった事実を教え、★教諭は「生徒に『勲章は授与されておりませんでした』と謝罪する必要がある」ことを伝えたところ、H担当者は「昨日(31日)★教諭は生徒を前にして訂正することを指導した」とのことだった。しかし、H担当者は、「その現場に同席してないので詳細まで把握していない」とのこと。

それにしても『「百人斬り」裁判;原告側運営委員兼訴訟支援委員』という立場を水間氏は自ら誇らしげにかかげているが、遺族をかつぎあげて全面敗訴させてしまった責任は感じないのだろうか。