学校へ抗議を入れたという水間条項氏について紹介したエントリ*1のコメント欄で、Bill_McCreary氏から新しい産経新聞記事を紹介していただいた。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120207/edc12020722100003-n1.htm
長崎県新上五島町立中学校の男性教諭が、歴史的事実として認められていない日中戦争時に報道された“百人斬り”を事実と断定して授業で教えていた問題で、同町教委が「極めて不適切」として教諭を指導していたことが7日、分かった。教諭は生徒に直接、「事実でないことを教えてしまった」と説明、謝罪したという。
水間条項氏の動きについて批判していたlixyoshida氏によると、水間氏は自身が抗議を入れたという報告すら疑わないとならない人物であるらしい。しかし残念ながら今回は「良かった、抗議に負けた教育機関はいなかったんだ」という結果にならなかったようだ*2。
「事実でないことを教えてしまった」という謝罪内容もまずいなら、「極めて不適切」という町教委の指導もまずい。もちろん圧力に屈しただろう前者より後者の責任が問われるだろう。むしろ、無理筋な抗議を受け入れた事態経過こそ、日教組の無力さを示しているといえる。