ここでエグザイルという作品の根幹を形作っている設定を引いて、ミリアの姉が生存していることが推理される。うまいタイミングだと思ったら、当の姉が敵として会いにきた上に、これまで主人公達が苦労して集めた兵力を根こそぎ奪った展開に驚かされた。
6話くらいまで主人公が順調に進んでいたのは、今回でひっくり返すためだったか。考えてみれば定石的な展開なのだが、7話から8話で主人公陣営が追いつめられたところで谷展開が終わったと思い、完全に油断させられていた。
これまで主に主人公陣営が行ってきた敵戦艦潜入をやりかえされ、緊張感が高まったところで次回へ続く引きもいい。
アニメアール勢が担当した作画ももうしぶんなく、艦内での超人的な剣戟で見所を作っていた。短いシーンだが、初めて作画アニメらしい面白味があったと思う。