法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

王様は裸だ!ホメオパシーは砂糖玉だ!

最初に結論をいうと、Midas氏に応じようとする努力は徒労に終わった。
ホメオパシー批判を「民族浄化」と呼びながら、自分自身が「やめよ」と他者の表現をやめさせるよう主張したことへの釈明は全くない。ホメオパシーで使うレメディが「砂糖玉」か「毒」か短期間でゆれ動く。「子供でもわかる」といいながら「人間の理性に期待しすぎ」ともいう。そして「ここ1週間くらいでこのホメオパシー批判についてもネットでかなり論が進んだ」という認識の周回遅れぶりを確認していった末のどうしようもない結末。
以下のMidas氏への批判は、私が時間を無駄にしていった記録だ。


まずはホメオパシーの話題でMidas氏を批判したエントリを示し、コメント欄でのやりとりから引用していく。
ホメオパシーの民族浄化 - 法華狼の日記

hokke-ookami 2010/09/25 23:56
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20100923/1285257620
>間違ってる。正しくは「通常医療を『砂糖玉をもって』「否定」する存在である」だろ?竹槍でB29を撃墜しようとする様な物。では何故わざわざ「竹槍では落ちない。効果はない!」て言う必要があるの?

えーと、id:Midasさんは、わざわざ言う必要がないという程度の考えで、他者の言論に対し「やめよ」と主張したわけですか?

unorthodox 2010/09/26 21:01
「竹槍では落ちない」と言わないままグズグズしてると爆弾が落ちてきて死んじゃうんじゃないかな(笑)。

hokke-ookami 2010/09/28 23:50
そうそう、「これこそ事態を打開する決戦兵器(レメディ)だ」という主張に対して、様々な批判者が「それは無力な竹槍(砂糖玉)だよ」と教えてきて現状にいたる、という事態経過があるわけでしてね。
上田亮氏が「巨人の肩」という比喩を引いていますが、id:Midas氏もまたホメオパシー批判派の肩に乗っているにすぎません。

Midas 2010/10/03 13:15
レス遅れてすまない。ブクマ(ツリーの上)でコメント書いたよ!あとここ1週間くらいでこのホメオパシー批判についてもネットでかなり論が進んだみたいなのでよければチェックしといてください。それらへの私の考えはブクマに書いてあります。それじゃ反論エントリ待ってるからよろしく。わかってるとは思うけど君は私のブクマのどこでも自由に引用してかまわないから。それじゃがんばって

ここ1週間で論が進んだという認識表明に驚きすぎて、当のコメント欄では反射的なコメントしかできなかった。


さて、ツリーの上で書いたというコメントは下記だろうか*1
はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - ホメオパシーの民族浄化 - 法華狼の日記*2

Midas Midas氏もまたホメオパシー批判派の肩に←いやw俺どっちでもいいんだけど。はっきり言っといてやるよ。「砂糖玉で病気は治らない!」て子供でもわかるようなことを叫んでる君こそ病気。本件は民族浄化id:hokke-ookami 2010/10/03

自分自身が他者の言説に対して「やめよ」と書いたことへの釈明が全くない。訂正どころか言及すらしていない。主張したいことを書いているだけであって、これでは「返事」とはいえない。
また、当該エントリを見ればわかるように、私はMidas氏の認識と主張を主に批判し、ホメオパシーに対する批判理由も通常の医療を「否定」している現状を主題にしている。ホメオパシーの治癒効果は本題と関係がない。
そもそも当該エントリで「偽薬以上の効果がない」と記述しているように、ホメオパシーに偽薬としての効果があることは認められている。たとえ「レメディ」と呼ばれない「砂糖玉」であっても、いくらかの治癒は期待できるのだ。「砂糖玉で病気は治らない!」というMidas氏の主張は勘違いしている。
いずれにせよ私は「砂糖玉で病気は治らない!」などということは特に主張しておらず、Midas氏が私の何と戦っているのか、あるいは戦っているように見せかけたいのかわからなかった。


だいたい「ここ1週間くらいでこのホメオパシー批判についてもネットでかなり論が進んだみたい」とあいまいに主張されても、Midas氏が一週間以内にホメオパシーへの考えをコメントしているページは少なくなくて、どこでどのように論じられているのかチェックしにくい。
それでもMidas氏のいう新たな論があることを信用して、ホメオパシーへの言及がうかがえるページを総ざらいしてみた。ふたたび結論をいうが、徒労だった。
はてなブックマーク - 「クッキーよ」と教諭、生徒がホウ酸団子を口に : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

Midas これがクッキーでなく「特製砂糖玉よ」となったとたん「判断力のない生徒も非常識」でなく「砂糖玉を禁止すべき!皆さん!砂糖玉には何の医療効果もないんです!よく見て下さい!さ・と・うです」になる不思議w 2010/09/25

はてなブックマーク - はてなブックマーク - はてなブックマーク - 山本モナ「東大卒より、ひな壇芸人のほうが頭がいい」に精神科医がブチギレ :アルファルファモザイク

Midas 昔←現状をもっと真剣に見つめるべき。いい大人が他人様つかまえて「知ってます?砂糖玉には何の医療効果もないんですよ!」てマジ切れで迫ってくるご時勢ですよwすごい皆「慰撫」されたがってるはず>id:skeleton-lair 2010/09/25

はてなブックマーク - Roseleen Norton

Midas ホメオパシー批判者たちはここで見れるロザリンノートンを非難したバカどもと今後、同じ運命をたどるのだと覚悟すべき。お前らの歴史的w評価はいいとこ石頭の田舎者どまりwww 2010/09/25

はてなブックマーク - The Parallax View - Slavoj Žižek - Google ブックス

Midas 嫉妬深い夫の「妻が浮気してる」が真実でもその訴えは『病気』。ナチがいう「ユダヤ人は搾取者」が真実でもその訴えは『病気』。ナチは反ユダヤ思想に依存してるからだ(304ページ)反ホメオパシーも全く同じ構図 2010/09/25

ここまではMidas氏が言及しているだけであり、特にホメオパシーが論じられているわけではないようだ。強く批判するという態度そのものをMidas氏が否定している発言ばかりで、論としての深みはない。
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20100925023112

Midas 鑑賞者を論じろ←その通りだけどムリだろ。利用者はしばしば医療から見放された藁にも縋る人達だったりする。彼らを直接批判したり実際に藁を取り上げる事がタブーだから余計ヒステリックに考案者を糾弾してんでしょ 2010/09/25

ようやくホメオパシーを実際に論じている例が出てきたが、なぜホメオパシーを信じてしまうかという問題は、ここで初めてインターネットで指摘されたわけではない*3。Midas氏は周回遅れなだけだ。
Midas氏の意見について批判すると、とりあえず「考案者を糾弾」している人は今いないと思うよ。むしろ最初の目のつけどころ自体は悪くなかったし、当時の医療状況をくめば擁護するべき面もあるという見解がホメオパシー批判の大勢をしめているのではないだろうか*4
また、私がMidas氏を批判した時に例示した新生児死亡事件は、「医療から見放された藁にも縋る人達」とは関係ない。新生児が藁にすがろうという判断をくだしたわけではないし、医療は見放していない。このことは同じブックマークページでid:a-lex666氏も「最近はそんなことはないんじゃないかな? 特にホメオパシーについては/劇的完治や根治が難しいというのは見放されたとは言わないと思うよ。念のため」と指摘している。
はてなブックマーク - はてなブックマーク - 尖閣沖衝突事件の中国人船長を釈放: 極東ブログ

Midas 「やり場のない怒り」「裏切られたという思い」が多い。間違いなく在特会的な物は流行る。「戦争責任」「反歴史修正主義」の人気はなくなる。左翼のターニングポイント。左翼は反代替医療くらいしかする事がなくなる 2010/09/26

左翼と反代替医療を結びつけるのか。「流行る」「人気」で「する事」が決定されると考えるのか。ともかく、全体としては自分に都合がいい未来を予測するという詭弁の典型としか思えない。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/51868

Midas この先は「貴方はテレパシーを認めますか」という過去何度も繰替えされたお馴染みの展開に。誰もが現象を超えた不可思議な物があると実感してる(ないとは言わせない)。なぜならばそれだけが我々の現実を支えるからだ 2010/09/26

本題とは関係ないが、「外部もじゃあ琉球大学ははいりません、とか、新聞雑誌でがんがん批判する権利がある。言論の自由と学問の自由ってのはダイナミックなもんなわけですよ」という Mihoko_Nojiri氏の指摘に対し、HayakawaYukio氏が「オレの気に入らない授業するならお前の大学いらない、というのは脅迫ですよ。言論の自由を逸脱した行為だ」と主張を返している光景に、ボーガスニュースを思い出した*5
なお、元のトゥギャッターは9月20日までのツイートをまとめている。Midas氏の発言も、現状におけるホメオパシー批判とは関係が見受けられないし、自分自身で「過去何度も繰替えされたお馴染みの展開に」と表現している。ここ1週間に出た新たな論ではない。
はてなブックマーク - ホメオパシーは有効? 「副作用もないが治療効果もない」VS「科学的に有効性が証明」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

Midas 「否定する談話を出す」は「同じ土俵に上げる」と同じ(「領土問題がある」と一緒)。「根拠ある」と反応してくるに決まってる。学術会議側の政治的敗北。「有効無効」でなく「無しではいれない」と告白してるに等しい 2010/09/27

元の産経記事はホメオパシーによりつつも、特に新しい論は見られなかった。少なくとも「根拠ある」というホメオパシー側の主張は「否定する談話を出す」より前からある。ここ1週間で深まった論ではない。
Midas氏の意見についてだが、「根拠ある」という反応が「政治的敗北」という根拠も、最後の一文の意味もわからない。
はてなブックマーク - 「最小不幸社会」という菅総理の発想を問うべきだ – アゴラ

Midas 正しくはカイゼン。管の発想はトヨタと一緒。『ホメオパシーについての誤解を解いてけば騙される人も減り不幸が減る』と同じ誤り(治癒率も減る)。トヨタは品質を落としただけ。不幸を減らそうとするほど幸福感も減る 2010/09/27

これも元ページはホメオパシーと関係ない。
しかしMidas氏のいう「治癒率も減る」の意味がわからない。もしホメオパシーを指しているならば、「砂糖玉で病気は治らない!」は子供でもわかることではなかったのか。ならば治癒率は最初から0で変化しないはずだし、それがわからないMidas氏は子供以下の判断力ということになる。
はてなブックマーク - 【すき家】 ゼンショー小川社長インタビュー - 日経ビジネスオンライン

Midas 食べ物を1円でも安く皆に売れば世の中から飢えと貧困はなくなる←管の唱える最小不幸社会カイゼン』計画と同じ。因みにこの全国民トヨタ車化は新手の文化大革命ホメオパシー批判者はポルポト少年兵である 2010/09/28

……つくづく思うが、関係ないページでホメオパシーを引き合いに出す例が多い。「いい大人が他人様つかまえて」「マジ切れで迫って」いるのは当のMidas氏自身だろう。
はてなブックマーク - 歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す - ならなしとり

Midas レスはメタブクマ参照 ブログ主が間違ってるのは判断力のある大人があれほど明確に「害がある」と書いてある煙草を吸い続ける点からも明白。ホメオパシー批判は禁煙ファシズム。ブログ主は人間の理性に期待しすぎの功利主義者 2010/09/28

はてなブックマーク - はてなブックマーク - 歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す - ならなしとり

Midas 依存症にhttp://bit.ly/9qx11P啓蒙や説得はムダ。体内に毒を入れるニコチンパッチは同毒療法の亜種(バレニクリンも基本同じ)。ホメオパシー批判はニコチンパッチ禁止と喫煙者撲滅を同時に訴えてるのと同じ>id:chochonmage 2010/09/29

ホメオパシーのレデメィがただの「砂糖玉」なのか、それとも実際に「毒」が入っているのか、Midas氏の認識はどちらなのだろうか。また、煙草の場合も、「依存症」であれば「判断力のある」とは呼べまい。その場しのぎでMidas氏が発言しているようにしか見えない。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/54303

Midas こないだのモナ「東大卒より芸人」と同じ。砂糖玉と比較の対象になった瞬間に現代医学の負け(立ち合い勝負)。おまけに比較してるのが専門家。こういうのを学者バカという 2010/09/28

ホメオパシー論文について「単なる多数決ではなく質のよい研究を全部足しあわせると統計的に有意じゃなくなる」という指摘と解説を、「比較してる」と要約してしまうのは明らかに誤り。論じられている出来事自体、いわばホメオパシー側から現代医学の土俵に上がってきた例。
はてなブックマーク - 共感呪術 - Occult a la carte

Midas 共感や感染とは結局は記号学(物体AをAと呼ぶ)の事/道鏡空海も呪術師。仏教と祈祷、薬学は切り離せない。彼らはわが国におけるホメオパシーの元祖、現代医療の起源。ホメオパシー批判は明治の廃仏と同じ文化破壊

最後の一文で論理が飛躍している。特定の思想と、その元祖や起源となる思想とは、同一ではあるまい。
そもそも元エントリは2005年に上げられたもので、ここ1週間とは呼べないだろう。ホメオパシーと呪術の関係性を指摘する意見は、Midas氏が批判していたtikani_nemuru_M氏も1年以上前から指摘している*6。ここでもMidas氏は周回遅れなだけだ。
はてなブックマーク - 呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌 - 情報考学 Passion For The Future

Midas 問題は『なぜ科学を標榜した理想なはずの無神論社会が簡単に崩壊したか』。共産主義は科学が全ての不安を無くすと説いた。これが嘘だとばれた。共産主義は科学宗教でしかなかった。科学が限界を露呈した事こそが原因 2010/09/29

現状のホメオパシー批判で「科学が全ての不安を無くす」と主張している例がどこにあるのだろうか。いや探せばあるだろうが、Midas氏が批判している相手は「呪術は蒙昧な迷信ではなく科学的根拠を持つ実践だった」といった主張を批判する言説ばかりに見える。
はてなブックマーク - [科学に佇む心と身体] - FC2 BLOG パスワード認証

Midas 「砂糖玉で病気は治る(実は統計ではそうでないのは知ってる)」も立派な信仰。ホメオパシーが流行るのは現代医療が「絶対肯定的なおつながり感」を失った(例・データでは生存率何%)から。要は無能な医者が増えたから 2010/09/29

終末期ケアの問題は現代医療の側も論じているし、特にホメオパシーである必要性はない。関連性が全くないわけではないが、やはりホメオパシーを直接的に論じているわけではない。
Midas氏の意見だが、「(実は統計ではそうでないのは知ってる)」の意味がわからない。誰の視点に立った言葉だろうか。
はてなブックマーク - 癌霊1号が白血病に効く!代替医療が標準医療になるとき - NATROMのブログ

Midas ああ勘違い, バカ勢ぞろい ↓「標準医療自体がそもそもそんなもの」←全くその通り。ブログ主(id:NATROM)は民話『不老長寿の薬を求め旅をする』勘違い野郎。自分では代替医療批判をしてるつもりだが「これじゃない」と言ってるだけ 2010/09/30

Midas氏の主張要約があいかわらずよくわからない。「これじゃない」の「これ」とは何を指しているのだろうか。
少なくともNATROM氏はエントリタイトルからして「代替医療が標準医療になるとき」と書いており、単純に代替医療批判をしているわけではない。むしろ代替医療でも「標準医療に取り入れられる」ことがある具体例を示している。「代替医療批判をしてるつもり」というMidas氏の認識は、いわゆる藁人形論法にすぎない。
そしてヒ素などでも治癒効果が科学的に認められる場合があるという指摘は、「子供でもわかる」というMidas氏の実感信仰が安易な固定観念でしかないことをも意味している。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/55225

Midas 手の施しようがない人←ホメオパシー批判は結局こういう落とし所にしかならないから誤り。これは生政治(アガンベン)「君は死ぬしかないから砂糖玉でも食べてろ」は死刑宣告。病人から生ける屍を選別する収容所の論理 2010/10/01

当該トゥギャッターで最後に載っているakimi_o氏のツイートには、「ホメオパシーは、医師の診断の後、治療が必要ないか、手の施しようがない場合に使うべきでは?」とある。「治療が必要ない」例もホメオパシーを使うことを認めるのだから、Midas氏は最初の引用から誤っている。誤った引用を根拠としているので、全体の主張も妥当性はない。
そもそも当該「ホメオパス目指す」*7相手、つまりホメオパシーを施す側を相手にした、akimi_o氏1人の批判だけをもってホメオパシー批判全てを論じようとすることからして誤りだ。
はてなブックマーク - http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10665084897.html

代替医療についてはその通り。代替医療を難詰してるエセ科学原理主義(アーミッシュの様な真の原理主義は他者を譴責しない)者はアルカイダと同じ/「自分達の」正義は誤り。この正義は形式概念。物証は副部長日誌だけ 2010/10/02

代替医療へ言及した部分は「例えばホメオパシーとかを巡って議論が続いているけど、まああんなの非科学的なまやかしだっていくら言った所で信じようとしない人は信じないだろう」くらい。これもまた1週間以内に新しく出てきたような論ではない。
それにしても他者を「難詰してる」ことについて、Midas氏は自身をどう思っているのだろうか。
はてなブックマーク - Twitter / 西田三郎: 高岡早紀の自宅出産に関して、ネット医者のみなさんは「 ...

Midas 「砂糖玉に医療効果なし」と言ってる(ネット)医者も患者を人間扱いしてない(正常な判断が不可能と想定してる)。例えば世界1の脳外科医が反代替医療運動する暇がある訳ない。目の前の病人救うのに真の専門家は精一杯 2010/10/02

はてなブックマーク - はてなブックマーク - Twitter / 西田三郎: 高岡早紀の自宅出産に関して、ネット医者のみなさんは「 ...

Midas ↓くやしいのうwじゃあ『真の専門家』とカッコでwマジレスしとくとこの「専門家」はid:hokke-ookamiが単細胞なのを嘲笑ってるだけ。君は自分が知識人知識人と連呼するくせに他人の専門家には敏感だなwなぜだ?>id:sauvage 2010/10/03

先述した批判と重ねるが、ホメオパシー利用者を「依存症」になぞらえたMidas氏が、「正常な判断が不可能と想定してる」ことを「人間扱いしてない」と表現するのは何なのだろう。
ちなみに私はホメオパシーに言及した時に「専門」といった表現を用いたことがなく、どのようにMidas氏の内面で嘲笑として成り立っているかもわからない。だいたいIDコールもせずに嘲笑われても、私としては反応のしようがない。
ただ「真の専門家」はカッコつきに訂正したようなので、これはMidas氏が実質的に誤りと認めたとみていいだろう。
はてなブックマーク - 時代の風:「ホメオパシー」をめぐって=精神科医・斎藤環 - 毎日jp(毎日新聞)

Midas ↓「共存はムリ!彼らこそ標準医療を排除しようという姿勢を崩してない!」←こう述べる者達は標準医療が砂糖玉程度で排除されてしまう可能性があると想定してる。この無根拠な怯えこそ病気。代替医療批判こそカルト 2010/10/03

はてなブックマーク - はてなブックマーク - 時代の風:「ホメオパシー」をめぐって=精神科医・斎藤環 - 毎日jp(毎日新聞)

Midas id:Sinraptor単発例は昔も今もある。仮に通常医療が完全に駆逐されてもそれは現代文明が結局は砂糖玉未満の価値しかなかった、てだけ。文明は想像もつかない下らない理由で滅亡する。それは人間が常に思い上がるから 2010/10/03

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Midas 彼らが売ってるのは砂糖玉でなくレメディ←「彼ら」を「我々」に変えるとそのまま代替医療者の台詞になる。これが代替医療批判が誤りな最大の理由。批判者は『敵の』言説を語ってる。批判者は催眠術にかかってるのだ 2010/10/03

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Midas 同業者ですか?←「彼らは『敵』の言説を語ってる」と書いた通り。言葉をかえていうならホメオパシー批判者こそ代替医療に「中毒」してるのだ 2010/10/04

ホメオパシーが実質的にただの砂糖玉を用いているという指摘自体が批判として成り立つことを示すため、Sinraptor氏は「彼らが売ってるのは砂糖玉でなくレメディ」とホメオパシー側の主張を要約した。「そのまま代替医療者の台詞になる」のは当然だ。
ついでにMidas氏の論を延長すれば、レメディをただの「砂糖玉」と表現することはホメオパシー批判側の言説なのだから、その「砂糖玉」という表現に淫しながらホメオパシー批判を非難しているMidas氏こそが「誤り」「中毒」していることになるだろう。
また、「無根拠な怯え」という主張の誤りを批判されて「単発例は昔も今もある」と補足しているが、昔も今もあることを「単発」と呼ぶのだろうか。ホメオパシーによる通常医療否定が「単発例」でなかったこと自体も、最初のエントリで私がMidas氏に対して指摘している。

何度も報道で取り上げられている新生児事件も、ビタミンKを与えるという通常医療をホメオパシー側が否定したからこそ起きたのだ。もちろん、その通常医療否定が事件を起こした助産師だけの過ちでないことも報道されている。

何のことはない、ここ1週間くらいでこのホメオパシー批判についてもネットでかなり論が進んだのではなく、ここ1週間くらいでMidas氏が以前に指摘されたことを忘れただけだったのだ。周回遅れどころかスタートラインから下がってしまった。
そしてやはり、意見が異なる主張に対して「やめよ」と書いたことへの補足や釈明は見当たらなかった。結局、Midas氏の見解に「返事」と呼べるものは何もなかったのである。

*1:基本的に「タワー」と呼ぶと思っていたので自信はない。なぜコメント欄に書き込まないのだろうか。

*2:はてなスターでMidas氏のコメントを引用しているid:vivagoat氏とid:angmar氏もIDコールしておく。

*3:http://d.hatena.ne.jp/next49/20100808/p1

*4:とりあえず考案者について「やる夫」で学ぶエントリを紹介しておく。書き手のMochimasa氏はホメオパシー批判者だが、「実験の方法と解釈に問題があったにせよ、着想した当時の水準に照らしてみればハーネマンの考えは特別に劣っていたということはなかっただろう。むしろギリシャ時代以来の理論に立脚した瀉血療法を続けていた医師に比べれば、実証的な姿勢は評価できるのかもしれない」と評価している。http://d.hatena.ne.jp/Mochimasa/20100214/1266167562

*5:http://bogusne.ws/article/137308459.html

*6:http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090525/1243196897

*7:ツイッターのプロフィール欄に記載がある。http://twitter.com/hanamirei