法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『侍戦隊シンケンジャー』第六幕 悪口王

放映時間は先だが、ちょうど同日の『機動戦士ガンダム00』と同じく、心が読まれて周囲に共有される物語。


敵の読心術攻撃で、各キャラクターは隠していた内面や本性が明かされてダメージを受ける。
しかし、自身の欠点を自覚しているイエローは、攻撃されても心をゆさぶられることなく反撃できる。この展開がまず巧い。さらに、イエローの態度は克服心がないためではないかと問いかけ、より深い自覚へ導いたドラマに感心する。
互いにわかりあうとはどういうことか、短い時間で可能な限り描いていた。


そういえば、イエローの姉は亡くなっているという台詞が以前にあったかと思うが、ひょっとして敵幹部「薄皮太夫」の正体だったりするのだろうか。今回、薄皮太夫の心が読まれつつ、その内容が明かされていないので気になった。