法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ケネディ大統領はナチスだった!?

今からでも遅くはない - 法華狼の日記で予告した、ケネディ大統領暗殺事件の真相について語ろう。

移民国家の米国で起きた、20世紀を代表する暗殺事件は誰もが知るところだろう。その背景には、まさしく今話題になっている移民の存在があったのだ。


ジョン・F・ケネディ。若くして米国大統領となった彼は、清新なイメージと裏腹に、様々な暗部を抱えていたことは知られていない。
ケネディアイルランド系移民であり、けして米国の主流ではない出自を持つ。そのため政界進出に際して、闇社会との繋がりを持つ父の全面的な後援を必要とした。
その最期は、オズワルトという男によって暗殺されたことになっている。しかしそれも疑問符がつくことを多くの研究者が指摘している。暗殺の真相で最も説得力があるのは、ユダヤ財閥が黒幕という説だ。ケネディ大統領はイスラエル核兵器を持たないように動いた、唯一の米国大統領であり、その報復という。しかし、それ一つでは動機として弱い。
暗殺事件の真実を探るため、ケネディ大統領が任期中に何を宣言し、その内で現実に果たされたものを思い出してほしい。ベトナム戦争終結公民権運動については暗殺により中断され、大きな成果はあげていない。彼の生存中に動き、現実に成果をあげていたのは、アポロ計画に代表される有人宇宙開発計画だ。


アポロ計画の中心をになったヴェルナー・フォン・ブラウンも、ドイツからの移民である。フォン・ブラウンは、実は第二次世界大戦中にナチスドイツでロケットを研究していた。その技術の一端は実際にV2ロケットという原始的ミサイルとして第二次世界大戦中に実用化されている。
しかもフォン・ブラウンはドイツにおけるロケット開発のため、ユダヤ人を強制労働させ、多数の死傷者を出したと指摘される。しかし、彼が戦犯として罰を受けることはなかった。
ベトナム戦争等の代理戦争が行われている最中に、ロケット兵器開発に注力するならばともかく、たかが国威発揚計画に巨費を投じる理由はない。ナチスに協力した男を免罪する理由もない。そう、アポロ計画国威発揚のためにあったのではない。
どうやらアポロ計画は、ナチスドイツ時代から連綿と続く、冷戦よりはるかに遠大な目的のため実行されたようだ。


むろん、アポロが月に行っていないなどという考えは稚拙な陰謀論だ。問題は、次の段階にある。
アポロ計画は目標を達成したと称して計画途上で中断され、それ以来ずっと有人月面着陸は行われていない。そう、月まではともかく、その次の星へ人類は足を踏み入れることはできなかった。次の星とは、最も地球に近い惑星、つまり火星と考えていい。
ナチス北欧神話にある戦士達の楽園「ヴァルハラ」を目指していたといわれる。そして火星も「マーズ」つまりギリシャローマ神話で軍神にあたる名前がついている。どうやらナチスが火星への有人宇宙飛行を計画していたのは確かなようだ。


もちろん、長期にわたる宇宙開発においては、食糧確保が大きな問題となる。火星までの往還、さらに火星上での活動を考慮するなら、保存食だけではなく自給自足できることが望ましい。必要な面積やエネルギー量から考えて動物性食品は非効率であり、口にできるのは植物性食品に限られるだろう。
ナチスが宇宙開発に本腰を入れていた証拠に、総統アドルフ・ヒトラー自ら肉食を断ち、野菜を中心とした食生活を送っていたという記録が残っている。


また、アポロ計画に使われたような液体燃料を用いるロケットでは、火星と地球を往還することは難しい。人間と居住施設を合わせた質量を月まで往還させるだけでも、超巨大なサターンロケットを必要とした。だが、液体燃料を使わず、火星までの往還を可能とする構想を当時の米国はすでに持っていた。宇宙船後部で核爆発を連続して起こし、少ない燃料で高速に達する核パルスエンジンである。しかし宇宙での原爆実験が禁止されているため、計画は中止されたままだ。
宇宙空間では放射能汚染の危険はないのに、なぜ核パルスエンジン開発は中断されたままなのだろうか。米国の世論に核兵器に対する恐怖を植え付ける事件が、ちょうどケネディ大統領在任中に起きたことを思い出してほしい。そう、ソ連の核ミサイルがキューバに配備され米国を射程にとらえた、「キューバ危機」である。
さらに、ここでナチスドイツに迫害されたユダヤ人が登場する。ナチスの手から逃れた「アインシュタイン」は、ナチスドイツが原爆を開発する危険性を米国でうったえながら、いざ米国が原爆を開発すると核兵器自体の危険性を主張しはじめた。
そして、ケネディ大統領がアイルランド系、つまり「アイリッシュ」だったことを思い出してほしい。そう、ナチスドイツが自認し、賞賛した、高貴な民族「アーリア人」だ。その歴史は古く、イランという国名の語源ともなっている。そして、核パルスエンジンを用いるロケットも、「アーリア人」から想起したかのように「オリオン計画」と名づけられているのだ。


ちなみに、ナチスドイツにまつわる宇宙計画を調べていくと、エルンスト・ツンデルというUFO研究家につきあたる。ドイツ軍戦車砲塔が下部に配置された有名なUFO写真を公開している研究家だ。UFOとは異星人の乗り物ではなく、ナチスドイツの兵器なのだと、ツンデルは主張している。そして実は、ツンデル自身がネオナチの一員である。ネオナチはナチスドイツの技術情報を意図的に宣伝している。すでに宇宙に行く技術を保持しているのだ、と。
対するユダヤ人は、何を怖れて火星へ行くことを妨害したのか。これはあくまで推測だが、火星に知性体が存在するという古くから存在した説と無関係ではないと思われる。
かつてローウェルという天文学者が、火星に人工的な建造物を観測した。それは明らかに直線で構成された巨大な運河だった。他の天文学者達も同じように運河を観測した。現在の火星からは運河を観測できないが、それこそが人工的な建造物である事実を示している。実際、近年になって再び、火星の表面で水が流れた様子が観測されている。
さらに火星に着陸した無人の宇宙船から、黄土色の大地と青空が撮影された、地球の風景と酷似した写真が発表されたことがある。この写真が報道されたことをめぐってNASAは火消しに追われた。
こうなると、火星に人類が存在すれば聖書の記述、つまりユダヤ人の根底をゆるがしかねないため、妨害が行われてきたのではないかと思えてくる。もちろん火星人が実在するとは断言できないが、古くから火星人の存在説は根強く、アーリア人ユダヤ人が実在を信じている可能性は高い。


これまで説明してきたように、ナチスドイツ、宇宙開発競争、核兵器問題、ケネディ暗殺といった近現代に世界を巻きこんだ存在のほとんどが、アーリヤとユダヤという二つの放浪民族が戦った歴史そのものなのだ。
定住民族は他民族の領域を侵さないから戦争にはならない。戦争を引き起こし、社会不安を醸成するのは移住民族だけなのだ。米国自体が、移民同士の戦いで先住民が虐殺された歴史を持つ。
だから日本も国益をかんがみ、けして移民を受け入れてはいけないのである。


最後に、移民により日本人の文化と権利が剥奪された気づかれざる実例を、一つ紹介しよう。
近代、河川で漁業をいとなんでいた日本人が、移民から商売を持ちかけられた。その移民は日本人の性格を利用して、暴利をむさぼったという。さらに日本人が河川で漁業を行う権利を奪い、現在にいたるまで伝統的な漁業を行えなくしてしまった。あまつさえ移民は河川で自由に漁業を行い、乱獲を続けた。
その地域では現在、伝統的に生活していた日本人が多くの文化を失い、逆に移民達は巨大な街を形成しているという。

それなりに頭をひねったが、アパホテル懸賞に応募しても300万円獲得は不可能だろう。贈賄的に考えて。


もともとケネディ暗殺と移民問題をからめようとしたのだが、最終的にユダヤナチスという便利すぎる存在を使ってしまった。伝奇の類型に収まってしまったことに忸怩たる思いはある。
それでもローウェルの固有名詞を忘れていたこと以外、全て記憶にあった無駄知識で構成した。手持ちにある無駄知識の量と、それが関連しているかのように語る技法が重要。少し調べればわかることを大きく書きたて、可能性をいつのまにか断言するというわけだ。
一見して無理がありすぎる部分は、アナグラムどころか外国語を日本語として読む論と比べれば、まだまともな部類。むしろ名称と関係なく、アイリッシュとアーリアの関係は主張できるのだが、あえて陰謀論らしくさせてもらった。
なお、個々の無駄知識は一応全て元となった事実や主張があり、その多くで田母神論文よりは確実な資料を提示できる自信がある。特に、最後で紹介した例は現実の問題であり、義務教育でしっかり教えるべき話である。