フジテレビで19時から放映した2時間の特別番組。特撮とアニメとドラマの名シーンを簡単に紹介していく。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2015/150114-014.html
スタジオには世代ごとにタレントが別けられているが、各シーンの紹介に追われてしまって、ほとんど機能していない。1年前の似た番組が、特撮に話題をしぼって世代間の差違を浮き彫りにしたのは面白かったのに*1。
紹介されたシーンも、使い古された映像ばかり。アニメでは『妖怪ウォッチ』がフューチャーされたのが目新しいくらいで、各作品で最新シリーズの映像が使われたのは『ゲゲゲの鬼太郎』のみ。特撮はツッコミどころのある作品を紹介するコーナーが楽しかったが、TV朝日の『マツコ&有吉の怒り新党』が定期的に特集している濃さに比べると、どうしても表面的に感じてしまう。ドラマについては個人的な思いいれがないが、その立場からしてもやはり面白くなかった。
アニメファン選出による、これから来そうなアニメ3作品の紹介もあった。
しかし、まず最初に実質3期目の『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編』で、次がスタジオの反応も微妙な『艦隊これくしょん -艦これ-』で、最後がフジテレビで放映する『暗殺教室』という並び。たしかにアニメファンの選定によっては選ばれそうな3作品ではあるが、どれもアニメーションとして独自の魅力を感じられないのが難。
せめて名シーンに選んだ作品とのつながりで紹介してほしかったのだが。『宇宙戦艦ヤマト』ならリブート作品の新作映画が上映中だし、『ガンダム』はベクトルの異なる2作品がTV放映中。女優がドラマ宣伝をかねて特別にOPを推した『BACCANO!』も、同じ原作者とスタッフの流れをくむ『デュラララ!!×2』が放映を始めている。