法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『電脳コイル』第14話 いきものの記録

〜納豆を乗せて美味しい食パンって、焼きたてジャパンにあったな〜
少年の視点で作り直すことで、同じ出来事でも違った見え方になる、オーソドックスな総集編*1。ハラケンとイサコが同じ目的に向かっている可能性、及び危険性を再提示。
もちろん細かな設定解説もされた。フミエの家族構成とアキラの人物像といった軽いものから、電脳ペットによる盗聴や盗撮の位置づけまで*2
公園でのやりとりは登場人物が2人だけで、奇をてらわない演出ながら、会話に緊張感があったのには感心した。


とはいえ、実質的には3回休んでの放映に近いのだから、もっと大きな新展開を予期させる描写がほしかった気持ちもある。ラストのイサコ近辺にもっと尺を取っても良かったと思うのだが。


あと、女に騙される一生を送りそうな弟には涙した。

*1:黒澤明の名作とはおそらく無関係。

*2:違法な盗聴による証拠は裁判で使われないという点は、現代の法制度とほぼ同じ。その説明がきちんと子供キャラの目線で語られているのも良い。最近のエントリで何度も取り上げていたため、検事や弁護士という言葉が飛び出したのが、個人的に楽しかった。