トロピカる部のはじめた部活動からの卒業フェスティバルは、参加者が集まって大規模になりそう。トロピカる部は演劇をおこなうことを決めるが、人魚姫を嫌がるローラの意見をくんで、一之瀬のオリジナル脚本をつかう流れになる。一之瀬は迷いながらも物語に登場させたパパイアを調べるが……
成田良美脚本で、物語づくりに精を出す少女をじっくり描いていく。個人回として標準的な作りだが、周囲よりちょっと精神年齢が高いキャラクターに藤原未来夫作監の絵があっている。
パパイアの知識は調べていても食べたことがない一之瀬が、パパイア農園に行って実食する。ハロウィン回でトウモロコシ畑で収穫したこともあったが、シリーズ初代で良くも悪くも印象的だった農業ネタがつづく作品だ。レギュラーメンバーなのに無表情が多い一之瀬が照れる姿がいい。