法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『映画ドラえもん』の舞台挨拶に声優が登壇しなくなった謎

id:shinchu氏が署名サイトchange.orgでキャンペーンをはり、疑問点をまとめている。
キャンペーン · 【拡散・賛同希望】 映画ドラえもん舞台挨拶にレギュラー声優陣の登壇復活を!大山のぶ代さんらの代からの恒例行事をこのまま潰さないで! · Change.org

2016年の『新・のび太の日本誕生』以降、完成披露試写会と初日舞台挨拶に、ドラえもん役・水田わさびさんを始めとするレギュラー声優陣が登壇されていないのです。

作品ごとに監督が交代しているのに、レギュラー声優が登壇しないことから、大きな立場で決まった方針らしいことがうかがえる。
キャラクターの中身を子供に見せたくない方針にしては、ゲスト声優タレントは登壇していることが謎。同じ小学館の子供向けアニメ映画ではレギュラー声優が登壇することが通例ともshinchu氏は指摘している。

程度の差はあれども、『クレヨンしんちゃん』も『名探偵コナン』も『ポケモン』も、ゲストとともにレギュラー声優も登壇されて挨拶されています。なぜ『ドラえもん』だけこんなことになってしまっているのか理解に苦しみます。


まず、これが監督か声優のどちからしか登壇できないのなら、私としては作品全体について語れる監督が登壇してほしいとは思っている。
声優はキャラクターの印象を決定づける重要な仕事でありつつ、実写作品の俳優と比べても最後のしあげだけ担当する部署。声優しか参加していないオーディオコメンタリーを聞くと、作品について語れることがなくなって声優個人の雑談になってしまうことがよくある。
とはいえ、舞台挨拶ならば監督と声優の両方が登壇できないとも思えない。キャラクターイメージが定着した作品の性格からしても、声優が映画の見どころをコメントしたり決め台詞を演じるだけでイベントとして成立するだろう。
なんらかの公式のアクションがほしいという心情は理解できる。