法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『Go!プリンセスプリキュア』第13話 冷たい音色・・・!黒きプリンセス現る!

仮面の少女トワイライトが登場。そのバイオリンを弾く美しい姿にあこがれて、春野はるかもバイオリンを始めるが……


OPで意味深に登場していた仮面の少女がついに本編にあらわれる。最近のシリーズでは正体を明かすまで引っぱることが多かったが、今回は敵組織の王女であることを早々に明かし、デザインの特徴だった仮面まで外す。
以前の予想では、同居人の変身した姿*1か、それとも敵幹部ロック*2かと思っていたので、全く伏線のない登場が逆に意外だった。
キャラクターとしては、主人公のアンチとなる立場。プリンセスとは生まれながらの存在であるという、しごく当然のことをつきつける。作品の目標に根本からツッコミを入れたわけだが、あまり好きではなかった部分なので、逆に安心して今後を楽しめるようになった。
モチーフにしたバイオリンのあつかいも悪くない。春野とトワイライトが距離を縮める演出に使われたり、敵味方の思想の違いを端的に表現したり。主人公が無料でバイオリンをもらえる展開も、怪物化のさいに明かされたバイオリン職人の夢で、細かくつじつまをあわせてくる。


作画監督は爲我井克美。やや頭身の高い美麗な作画が得意なアニメーターなので、トワイライトの初登場回にはうってつけ。
キャラクターデザイン段階の話だが、トワイライトが意外とタレ目で、化粧と仮面でツリ目に見せていたという映像のギミックも面白い。