法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『フォトカノ』第7話 星の笑顔

この作品は、主人公が信じられないほど品性下劣*1なのに、横山彰利監督作品であるためか奇妙に作画的な見どころが多い。
そして今話は、『クレヨンしんちゃん』の初期傑作や、映画『マインドゲーム』、『四畳半神話体系』で知られる湯浅政明監督がコンテをつとめた。湯浅監督のマッドハウス制作作品に横山監督が参加していたつながりか。以前にも第4話の作中アニメでも名前が登場していたが、その時は森久司が原画にクレジットされていたくらいで、見どころはさほどなかった。今回もデフォルメされた過去回想シーンに作風が少し出ていたくらいで、特段の見どころはない。けっこう本編の作画は平均的に統制されている。ちょっとコミカルなシーンが多かった程度。

*1:脅迫してまで女性を撮影するような人間なのに、中途半端にヒロインだけ守ろうとして善良を気取っているところが最悪。むしろ反社会的な芸術家らしく、欲望のままに女体ばかり撮影し、自身が下劣であると自覚している部長達のほうが、まだしも好感が持てる。横山監督がシリーズ構成するべきではなかったと思う。