法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ゆゆ式』の不憫なゆずこ

演じている声優の関係が重なることもあり、『ゆるゆり♪』のちなつに似ていると見られているようだ。
しかし周囲との距離感から見ると、むしろあかりに近い。本当は常識をわきまえている描写が複数あるし、知力が高い場面もそこここにある。
そう思いながら見ると、たびかさなるジャレつきも、距離をちぢめるため必死に道化を演じているかのようで、不憫な印象を増していく。特に、第7話の「……キラワナイデネ?」の痛々しさといったらなかった。
序盤はむしろ、ゆずことゆかりはジャレているだけで、本当に意識しているのは唯の側と感じていたのだが。


「ちなつとあかりがオランダへ移住して結婚し、ips細胞で生んだ子供がゆずこという設定はどうだろう?」
「それを他人に聞いてどうしたいんだおまえは……」
「あかりで妥協したちなつの思いを、娘が必死にかなえようとしていると見れば、アツいかなと思って」
「寒いとか薄いとかいう感想しかおぼえんよ……」