法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『惡の華』第七回(全十三回)

クライマックスの盛り上がりが凄かった。この表現は、少なくともTVアニメの制作体制では、ロトスコープでないとなしえないだろう。
スローモーションで飛び散るチョーク、教室いっぱいを使って回りこむカメラワーク……どちらも普通の手描きアニメで生々しく描くには、トップクラスのアニメーターをそろえる必要がある。
おそらく実写映像でも困難だ。まったく明かりのない暗い教室で、人間や物品の形状をはっきり見せる照明技術は難しい。回りこむ場面で、照明や音声のスタッフが映りこまないようにする手間もかかるはずだ。