法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『聖闘士星矢Ω』第 51 話 新たな聖衣!翔べ、新生ペガサス!

前回から物語を引きつつ、メインスタッフを一新し、新たな敵も登場。
良くも悪くも昭和のTVアニメを思い出させる内容だった。OP主題歌からして懐かしい雰囲気。
市川慶一キャラクターデザインも、やたら胴体が短くて手足が長く瞳が大きなバランスが、荒木伸吾を思い出させる。今回は八島喜孝が作画監督をつとめていたので、なおさら作画が古臭く、初回というには期待外れに感じられた。前回まで作画が好調だっただけに、スタッフを一新したことだし、ローテーションにいなかったアニメーターを特別に呼んでほしかった気持ちはある。
雨降る情景の演出は雰囲気があったが、これもかろうじて1990年代といったところ。


ただ、増えきったキャラクターを整理しつつ、新しい敵味方の構図を明確に設定し、主人公の精神的な回復を熱く描いてみせた話運びは、悪くなかったとは思う。
さまざまな場面の出来事を同時進行で描く脚本構成も好みではあった。