マホウ界から戻ってきた朝日奈とリコ。はーちゃんを見つけるためにリコはマホウ界へ帰って勉強したいという。
一方、前回でちぎれた尻尾からヤモーを復活させる者があらわれた……
前々回から連続した村山功脚本で、敵対関係を一新。ナシマホウ界で発掘作業がおこなわれていた描写から、今度の相手こそ真の敵らしい。
はーちゃんの消えた生活を前向きにすごそうとするも悲しみをぬぐいきれない朝日奈と、魔法とは関係ない成績が良くても喜べないリコ。今作で力をこめてきた日常描写に、さらに情感がこめられて、さびしくいたたまれない空気をつくっていた。
はーちゃんが失われたことと、新たな敵が前回までの敵幹部を利用することで、戦闘へ移行する時のモチベーションも充分。キュアフェリーチェの変身そのものはCM等の露出で意外感はまったくないが、『Go！プリンセスプリキュア』を思いださせる激しく長いアクションで楽しませてくれた*1。成長していく姿をオーバーラップしたり、仏教画のように足を折ったポーズをしたり、変身シーンの演出も目新しい。
OPEDは歌と絵の両方が一新。EDはまだ改変の余地がありそうだが、OPは前期の完成版と同じくポップにカットが次々変わり、見ていて飽きない。
ツイッターのプロフィールを見ると大田和寛がOP原画をしているらしく*2、やはりEDクレジットの後半がOPスタッフらしい。
*1:原画に板岡錦や濱野裕一など。土の破片の描き方から、濱野原画がフェリーチェの作画をしていると思われる。
*2:https://twitter.com/ningyounushiに「作画 最近はセーラームーンcrystal#37、38 魔法使いプリキュア新OP原画」とある。
