90代の仲代氏はまだ理解できるが、まだ50代で現代のアニメ監督としてはまだ中堅の長峯氏の突然の訃報は受けいれづらいところがある。
映画「ONE PIECE FILM Z」の監督・長峯達也さんが、天国に旅立ったと報告を受けたのが夏の終わりでした。
— 鈴木おさむ (@suzukiosamuchan) 2025年11月13日
本日、長峯監督を偲ぶ会が行われたとのことでしたが、同時間、イベント出演があり、
伺えず。
行った方から報告を受けました。
長峯監督と初めてお会いしたのが2010年。「ONE PIECE FILM… pic.twitter.com/SAGbUXbfWr
映画「ONE PIECE FILM Z」の監督・長峯達也さんが、天国に旅立ったと報告を受けたのが夏の終わりでした。
本日、長峯監督を偲ぶ会が行われたとのことでしたが、同時間、イベント出演があり、
伺えず。
行った方から報告を受けました。長峯監督と初めてお会いしたのが2010年。「ONE PIECE FILM Z」を脚本することになった僕が最初に提案したことは早々となくなり。
長峯さんが提案したことをベースに物語は作られました。
元 海軍大将であるゼット先生というアイデアをとことん広げて、ストーリープランを作っていった長峯監督。
最初は僕に笑顔一つ見せてくれず。
厳しいなーと思い。心が折れそうなときもあったのですが・・・
僕が台本を書きあげて、長峯監督と打ち合わせした時。
会議室に入る僕に深々と頭を下げて「おつかれさまでした」と言ってくれた時、
涙が出そうでした。人には言ってませんが・・・
とにかく。
こだわりまくり。
魂を削って作る人。
魂どころか命を削って作っていたんですね。
長峯監督と一緒にお仕事できたこと。
本当に幸せです。
53歳で旅立たれ。僕も今、その年。
生きてることは当たり前じゃない。
こうやって普通に文字が打ててることも当たり前じゃないと。
沁みます。映画の中で、一曲、ゼットが口ずさむ歌を作ってほしいと言われて、
作りました。
その僕が書いた詞を気に入ってくれたのも、本当にうれしかったです。
海導(かいどう)という歌です。その詞をここに書かせていただきます。
海導
海は見ている 世界の始まりも海は知っている 世界の終わりも
だからいざなう 進むべき道へと
だから導く 正しい世界へ
痛み、苦しみ、包み込んでくれる
大きくやさしく、包んでくれる
海は見ている 世界の始まりも
海は知っている 世界の終わりも
もしも自分が消えたとしても
全て知っている海の導き
恐れてはいけない あなたがいるから
怯えてはいけない 仲間も待つから
進まねばならない 蒼きその先へ
というわけで。
長峯監督。
お疲れさまでした。
天国でゼット先生と乾杯!してください。
世界的には『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』の最近作の監督という位置づけだろうが、『ハートキャッチプリキュア!』のシリーズディレクターという印象が今も強く残っている。
シリーズで最もデフォルメされたキャラクターデザインでありつつ、山内重保監督の影響を受けた極端な寄りと引きのカットを組みあわせてメリハリあるアクションを展開した。1年間をとおして映像も高度に安定し、来海えりかというキャラクターの奔放さもあわせて、シリーズを底上げしつつ拡張してみせた。
残念ながらその数年後にシリーズディレクターをつとめた記念作『ハピネスチャージプリキュア!』は交代した『聖闘士星矢Ω』の2年目と同時進行して、どちらも中途半端な出来になってしまったが*1、それだけに再登板してのリベンジの可能性も少し期待していた。
一方で『ONE PIECE FILM Z』で映画シリーズのアベレージを一気に向上させたという印象も強い。その前作から原作者が総指揮をおこなうことで内容が安定するようにはなっていたが、スーパーなアニメーターを集めずとも劇場作品らしい映像の密度を獲得して、以降のシリーズを高度に安定させる足がかりになったという印象がある。
リアルタイムでは才気あふれる若手演出家という印象がありつつ、ふりかえってみると参加したシリーズを一段階引き上げるような仕事が多い印象がある。その意味でも、もっと活躍すべき場所と機会がまだまだ多くあったはずなのだが……
*1:企画当初の意図した展開にできなかったことはインタビューなどで明らかにされている。
