再登場した母親が主人公側の助けを拒絶し、強き独裁者としてふるまう兄王につくことを宣言。支配下にくみこまれるよう、使者として通告までする。この行動が洗脳などではないことも明示される。
なるほど、主人公が物心つく前から現在までは、人が考えを変えるには充分な時間だ。登らされた梯子が高いだけに、この外されぶりが印象的。貴種流離譚としてオーソドックスすぎて個性が足りなかった主人公が、今回の敗北で独特の立ち位置につく。これまで順調に仲間を集めてきたことも、逆に多くの者を巻き込んでしまった責任として、重くのしかかってくる。
サンライズアニメらしさが出てきたかな、というところ。
