ネット小説としては悪くない思っていたが、まさか『宇宙戦艦アキバ』*1から変化していない文章力で商業出版されるとは思わなかった。日本語として大きく間違っているわけではないが、中途半端にきどった言い回しのせいか、かなり読みにくい。普段のブログエントリは比較的に読みやすい文章ではあったのだから、小説ということを意識しすぎずに書けば良かっただろうと思うのだが。
しかし、表紙絵だけで読者を釣るパターンかと思えば、ちゃんと挿絵があったことには驚いた。しかも読んでみた範囲は、どことなく百合っぽい描写もあって、アニメにすれば一部の人気がそこそこ出るかもしれない。
*1:http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080703/1215052052「パシューと音を立てて、通信室の扉が気化した。」というオノマトペで始まる書き出しは、当時は不評意見が集中していたが、今思うとTV畑の人間だったからかもしれないな。