BONES制作、難波日登志監督、大和屋暁シリーズ構成のTVアニメ。原作はアメコミ原作者のスタン・リー。ネット配信が早い。
いかにもBONESアニメらしく、作画は素晴らしく整っていてアクションも良く動くが、あまり個性が感じられない。タイトルのロゴデザインからしてトランスフォーマーを思い出させる。アニメートのしやすさを企図したらしいヒーローのプロポーションやデザインは、少し前のザムドを思い出させる。
スタッフはさほど共通していないが、『交響詩篇エウレカセブン』『亡念のザムド』そして『HEROMAN』と、少しずつ口当たりを良くしながらも、個性や良い意味の刺々しさまで消えていっている感じだ。『絢爛舞踏祭マーズデイブレイク』のように、独特の気楽さが味になってくれればいいのだが。
あと、躊躇や葛藤のそぶりなく大写しされる星条旗の多さには少し驚いた。『コードギアス反逆のルルーシュ』等と比べて、国旗の位置づけにおける日本と米国の差異がうかがえる。今後、もう少し葛藤が出てくるかもしれないけどね。