法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ドラえもん』秋の1時間スペシャル 海底ハイキング/のび太たちのアイスショー

動画にスタジオジブリ。さほど意外というわけでもなく、もともと数年前から下請けで見かけるのだが、今回は『崖の上のポニョ*1の関係だろうか。……とか思っていたら、後で『機動戦士ガンダム00』の動画にもいた。単に映画制作が終わったからかな。
動画作業はあくまで作業行程の一つなので、本編作画で目に見える変化はなし。


Aパートはドラミちゃんが単独で活躍する原作に対し*2ドラえもんの登場を結末に加えていた。もっと長い尺を使って、海底散歩を楽しむストーリーにしても楽しめたかも。
映像面では、マリンスノーや海底火山の表現が良い。秘密道具登場場面でCGを使わない演出をしていることも面白かったが、その浮いたCGリソースを立体海底地図に活用していたので、節約を優先した演出だったのか。巧い。


Bパートは、フィギュアスケートを題材としたアニメオリジナルストーリー。ベタなスポ根展開だったが、フィギュアスケートシーンは比較的ていねいに動かしていた。コンテ演出は高橋渉
なお、フィギュアスケーター浅田真央が本人役で声優に挑戦していた。
http://www.zakzak.co.jp/gei/200810/g2008102404_all.html

 女子フィギュアの天才少女、浅田真央(18)=愛知・中京大中京高=が声優デビューを果たす。テレビ界で引っ張りだこの真央の人気の秘密は、リンクの外でも演技のヒントを学ぶ真摯な姿勢にあるようだ。

 真央は24日放送のテレビ朝日系アニメ「ドラえもん」(金曜午後7時)に、本人役で出演。ストーリーは、真央にあこがれながら壁にぶち当たるフィギュア選手の少女・のぞみを、ドラえもんのび太たちが助けるという内容だ。

 都内のスタジオでアフレコに臨んだのは7月22日。スケジュールの都合上、単独での収録となった。

 「エアロ、だめじゃない!」

 のび太たちにじゃれつく愛犬・エアロをたしなめるシーン。世界の大舞台に立ってきただけあって、堂々とした演技で順調な“滑り出し”を見せた。

 が、笑い声やため息をつく演技では少々苦戦。演出家に「昔、“かわいこ、ぶりっこ”って言葉があったんですけど…」と助言されても、平成生まれの真央はポカーン。

 それでも、持ち前の集中力を発揮し、細かい指示に応えていた。

 収録を終えて「すごく楽しかった」と、はしゃぐ真央を夕刊フジが直撃。「ドラえもんの道具で欲しいものは?」と聞くと、「どこでもドア。海外試合にも自分の部屋から行けるから。でも、やっぱりドラえもんがほしいです!」と無邪気に答えた。

 本業では、トリノ五輪金メダリストの荒川静香(26)らを育てた名コーチ、タチアナ・タラソワ氏の特訓を受けている。

 ふっくらとしたタラソワ氏はドラえもんにどこか似てる気もするが、真央は「エー、似てない!」。表情を演技の重点課題にしているだけに、「笑い声をもっとうまくできるようになりたい」と声を弾ませた。

記事にもあるように、かなり微妙な演技。叫び声や泣き声のような言葉にならない台詞が非声優は苦手。しかも、まだ成長し終わっていない一般人の少女では、普通の会話でも巻き舌っぽくて、滑舌が悪い。記事には「表情を演技の重点課題にしているだけに」とあるが、フィギュアスケートで要求される表情と実際に声を出すのは全く違うのではないか。
演じた側の問題ではなく、タレント俳優ですらない少女に声優をさせた企画が悪い。たとえば作画参考用に滑ってもらうとか、もっと良い形で参加できる方法はあったろうに。
高橋演出か音響演出かわからないが、「昔、“かわいこ、ぶりっこ”って言葉があったんですけど…」という助言も謎。本編にぶりっこをするような場面はなかったのだが……
あと、当たり前だがタラソワ氏はドラえもんに似ていない。
ちなみに、ゲストの少女のぞみは堀江由衣、その父かつコーチは大川透が演じていた。

*1:シンエイ動画系のアニメーターが原画で参加している。

*2:もともとドラミが主人公だった別個のマンガを『ドラえもん』にするため、単行本収録時にドラえもんが存在しない説明と全体的な修正を加えた作品。