……という評価が欲しいのだろうか、という話。
以前*1に批判した「まりたん日記」が、毎日新聞騒動に対して批判エントリを上げていた。
まず感じるのが、自衛隊から公に協力を得ている『ぴくせる☆まりたん』の、商品としての内実を思うと「ロリータ」云々が否定できなくなる味わい深さ。
そして何より、毎日新聞に対する批判の論理が、あまりに他人事口調すぎて興味深い。
http://pixel-maritan.net/maritan_diary/?m=20080630
Fuck a duck!
どこの幼稚園の出身かは知らないが、日本語が理解できる知能があるなら自分の記事を読みなおせ
性犯罪者扱いの防衛省の名誉はどこいった?
ビッチ扱いの日本女性の名誉はどこいった?
日本国民の“人格をいちじるしく誹謗・中傷”したことも忘れてご立派なお考えでございますね!
これからは記事でクソたれる前と後に「この記事はフィクションです」とつけろ!
前にも書いたが*2、毎日デイリーニュースの該当コラムには、信頼性を保証できないという趣旨の但し書きがされていたという。
対して、「まりたん日記」の記事前後には「この記事はフィクションです」という但し書きが見当たらない。
但し書きがあったという釈明に気づかず見当違いの要求を行い、しかも同じように悪質な文章をネットで公開しながら*3相手に要求したような但し書きをしていない*4という、二重の悪質さ。
なお、タイトルは下記引用の台詞を受けたもの。
うじ虫め!
おまえらはクソたれたら流さずでてくるのか?
そのままか? そのままなのか?
ママからどんな教育うけてきたんだ!?
毎日新聞社が出しているとはいえ、新聞とは異なる海外サイトの、あくまで1コラムに対する評を、毎日新聞全体への評価に直結するという態度には疑問がある。
ホビージャパン社が作っている企画サイトの、創作日記形式のコラムに対する評を、ホビージャパン全体への評価に直結させられるという話になりかねないからだ。
http://pixel-maritan.net/maritan_diary/?m=20080623*5
「こ、これはどこのゴシップ誌ですか!?」
「だから、毎日新聞といっているだろう
毎日新聞がこんなひどいニュースを世界に向けて発信していたらしいのだ」
「こ、これはどこのトンデモさんですか!?」
「だから、模型雑誌といっているだろう
ホビージャパンがこんなひどい文章を世界に向けて発信していたらしいのだ」
つまりは、こういう話になる。
私は、ホビージャパン社にいくらかの責任は問われると思うが、企画広報ページの文章に対する評価を、そのまま全てかぶるべきとは思わない。
*1:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080603/1212543904
*2:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080721/1216699647
*3:内容が同程度に悪質かどうかの評価は、今回は横に置く。
*4:創作キャラクターの口を借りており、風刺作品という評価は可能。だから、文章の信頼性は要求できないという共通理解があってしかるべき、とは判断する。