動画工房の制作協力回。
Bパートは、原作にあったペットへの愛情が独善的側面を持つという視点が物語から削られ、主題が変わっている。新しい主題が面白ければ問題ないのだが、結果として子象が危機に陥る描写が消え、切迫感が薄まったために感動も薄まってしまった。ライオンにおそわれかけたり、ママにフェイントをくらったり、コミカルな作画はところどころ楽しかったのだが、感動作とはいいにくい。
逆にAパートは、短い時間に原作通りの恐怖をじっくり見せていき、ベタなホラー演出でオリジナルのオチをつける。ポリバケツから爆発的にあふれるクリまんじゅうを手描き作画で見せきったのも映像として良かった。