女性支援団体を攻撃して名誉棄損で起訴されている暇空茜こと暇な空白氏だが、インターネットで学生を攻撃して起訴されていた件で重ねて追送検されたという。
「暇空茜」名乗る男性、神奈川県警が追送検 投稿で大学生を名誉毀損の疑い | カナロコ by 神奈川新聞
はてなブックマークを見ると、さすがに対Colaboでの民事訴訟で敗訴をかさねたためか、全体的に暇な空白氏や同調者に批判的な反応が多い。
[B! 暇空茜] 「暇空茜」名乗る男性、神奈川県警が追送検 投稿で大学生を名誉毀損の疑い | カナロコ by 神奈川新聞
1年半ほど前には、書類送検の段階で報道することは必ず人権侵害になるとid:whkr氏が主張して支持を集めていたりした。今回の追送検された報道にはコメントしていない。
もしも支援団体Colaboへの監査で不正が見つからなくても請求が認容されたことが重視されるべきなら、たとえば不起訴処分になった人物でも書類送検されたことを重視すべきだろうね - 法華狼の日記
刑事告訴が受理されたことをつたえる報道が人権を踏みにじっているというなら、刑事告訴を検討する段階で報道するのはどうなの? - 法華狼の日記
しかし、はてなブックマークでコメントを見ていると、少し引っかかるやりとりがあった。
goturu 草津の冤罪事件で謝罪してないフェミを批判してるブコメが大勢だが(その意見自体には同意しつつ)この件で反省も謝罪もしてい人が多数いるはてなーが自分達を棚に上げて偉そうに批判するは違うだろと思って見てる。
草津町長に性犯罪の疑惑がかけられた事件と比較するid:goturu氏とid:kiku-chan氏のコメントがあり、おそらくそれに反応するようにid:kotobuki_84氏が下記のようなコメントをおこなっていた。
kotobuki_84 「暇アノンと草津叩き界隈は同様のカス」という事を僕はずーっと言ってるんだけど、賛同者が案外少なくて、なんなら隠れ暇アノン扱いすらされる。どっちも別に正義とかでは無く、党派性の都合で踊ってるだけなんよな
裁判で使用に問題がないことが認められたためか「暇アノン」という呼称が定着したことも興味深いが、ここでのkotobuki_84氏の自認も興味深い。
たとえば1年ほど前には、Colabo側が記者会見で被害を訴えた時、そうして被害を訴えること自体が不当であるかのようにコメントをしていたことがある。
暇な空白氏の活動を弁護士の神原元氏が記者会見で「リーガルハラスメント」などと論評したことに対しても、裁判所が真実性を認めたばかりだよ - 法華狼の日記
kotobuki_84 弁護士ゾロゾロ並べて、背後に議員の存在も匂わせて、相手をハラスメント呼ばわりした仁藤夢乃さんたちの初動は、つまり「暇空のムーブは『当たり前の権利』などでは無い」という主張なので、もうそこからズレてる。
上記コメントは「暇空のムーブ」から批判するべきふるまいを言外に除外する詭弁にすぎないが、さらに神原氏の勝訴で暇な空白氏の監査請求が制度濫用という評価すら不当ではないと認められたわけだ*7。
はてなブックマークにおいて、「リーガルハラスメント」という表現が不当ではないことだけは認めるコメントをしていたので、それについては良かった*1。
[B! 暇空茜] 暇な空白氏の活動を弁護士の神原元氏が記者会見で「リーガルハラスメント」などと論評したことに対しても、裁判所が真実性を認めたばかりだよ - 法華狼の日記
kotobuki_84 リーハラ呼ばわりが適切だったのは分かりましたが、引用されてるコメントは、“「暇空のムーブ」から批判するべきふるまいを言外に除外する詭弁” では全く無いです。その意図も無いし、文脈的にも全然違う。
しかし1年前に上記のようなやりとりをしながら、自身が隠れもしない「暇アノン」だったとは思わないのはなぜだろうか。
仮に、「暇アノン」を全面的な暇な空白氏の支持者と考えているなら、逆に「草津叩き界隈」と考えている範囲はどのくらいなのだろうか。
「小川たまかという人は草津市長を性犯罪者として糾弾する記事を何本も書いた」という根拠は何? - 法華狼の日記
上記のようにリコール批判デモをつたえるような報道でも中立的な筆致が多かったためか、個々人の草津批判にしても性犯罪の真実性とは独立した内容が多かった。
さらに2年ほど前には、はてな匿名ダイアリーへのコメントで、支援団体一般の会計について実態にあっているとは思えない認識をkotobuki_84氏が示したことがある。こちらには応答はなかったが。
もしも他の支援団体には会計ミスが存在しないならColaboだけが問題視されることも理解できるが、現実はそうではない - 法華狼の日記
下記コメントがはてなスターをあつめて注目コメントの上位にはいっていた。
kotobuki_84 「どこも似た様なガバガバ会計だからColaboだけ特別にアウトというわけでは無い」的な擁護が盛り上がった時、同業者的なNPOだか団体かが複数出てきて「全然違う。一緒にするな💢」って怒られるという事件があったよね。
それが小杉沙織氏のことであれば、やがて厳格な監査への不満をもらすようになり、3月には補助金を返金しなければならない会計ミスが見つかったことを知っている。
NPO若者メンタルサポート協会の小杉沙織氏によると、自団体への監査も厳しくなったとのこと - 法華狼の日記
別のはてな匿名ダイアリーへ言及したように、同じ事業を委託された3団体も大同小異の会計ミスは見つかっている。
Colaboへの監査請求を支持する動機に「リーガルハラスメント」もあることが、はてな匿名ダイアリーで語るに落ちていた - 法華狼の日記
3団体が事業をつづけているように、どちらかといえば監査ではアウトとは認められなかったのであって、むしろColaboが特別に厳しい立場に置かれただけというのが実態だろう。
そして、さらに以前の2年半ほど前のはてな匿名ダイアリーに対しては、下記のようにコメントをしていた。「カス」と思っている相手への反応とは思えない。
[B! 行政] なぜ、暇空茜を支持するのか?
kotobuki_84 「ジャップの心をへし折るために、ヤバイ兵器なのを承知で原爆ぶち込もうぜ!!!」みたいな気持ちも分からんわけでは無い。なおネトフェミは国連とかいう機動兵器を連れて来たので、覚悟のスケールでも負けてる。
仁藤氏に対抗したい動機として、はてな匿名ダイアリーはコンテンツへの攻撃をあげていた。もちろんこれは支援団体へ監査請求したり、それに同調する動機の不当性をうかがわせるものだ。まさに「リーガルハラスメント」と呼ばれるにふさわしい。
くわえて、はてな匿名ダイアリーは仁藤氏に対抗したい理由として、「仁藤夢乃は男性向けコンテンツを妥協無く批判する」と状況をまとめていた。それこそ妥協なき批判くらい当然に言論の自由の範囲であり、虚偽をもちいて攻撃するような態度と相殺できるわけがない。
仮にColaboに甚大な問題があることがあばかれ、代表として仁藤氏が責任を問われる事態になっても、そのままコンテンツへの攻撃が不当であったと認められるわけがない。
*1:「当たり前の権利」について、裁判で「一般社団法人Colaboの関係者に対し、精神的苦痛を与える目的をもって東京都に対する情報開示請求及び住民監査請求を行ったことも真実」と認められたような加害者の「権利」と、それに記者会見で反論した被害者の「権利」で、後者を否定しているように見えるのはなぜだろう。今からでも具体的に意図と文脈を説明できるだろうか。