十代のころに暴力団の手先にされ、二課の角田課長のガサ入れで保護された里吉詩郎。少年院を出て、角田を父のようにしたっていた彼が、半年前から姿を見せなくなったという。杉下と亀山が足取りをたどると、「オオキナアイ」というNPO法人にたどりつく。しかし代表の長手健吾は弱者を守るために警察にも情報を出せないという。そして長手は実の父親と確執があるらしいと判明するが……
前回*1につづく真野勝成脚本。物語の連続性もないのに脚本家が連続で登板することは珍しい。
その内容だが、慈善団体一般に対する偏見*2や疑惑をそのまま真相に直結させた、まったくひねりのない陰謀論的な物語だった。
実のところ、暇な空白氏に端を発する支援団体Colaboへの攻撃に脚本家が同調していた過去を知っていると、すでに複数の裁判で否定された陰謀論をそのまま刑事ドラマで展開したようにしか見えなかった。
同じ脚本家は半年前の前期最終回スペシャルでも慈善団体を似たような偏見で描いて、過去の同調が指摘されていたが、今回は1時間枠に凝縮しただけ原液そのままの陰謀論と感じられた。
『相棒 season23』第19話 怪物と聖剣~決戦 - 法華狼の日記
陰謀論を物語に落としこむ手つきも、関係性や伏線に予想外なところがまったくなく、杉下たちはただNPO団体の圧力に負けず捜査をつづけて証人を見つけただけ。その証人をかくまうのが弱者が身をよせあう空間で*3、楽しげなパーティーなどの描写が意図はどうあれColaboを連想させたところは興味深いが。
実は同じ脚本家の前回についても、先日に追送検が報道*4された被害者学生に対して、すでに殺されていると暇な空白氏がとなえていた陰謀論と似ていると指摘されていた。
相棒の最新話のシナリオが暇空さんの堀口氏死亡説の認プロに酷似していると話題に
— ぱちぇりお【十三鬼将】@きいチャンネルの中の人 (@pache_357) 2025年11月20日
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脚本家は過去にColabo問題に言及
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次回のテーマは「弱者支援の闇」
偶然だよな…?😨
【悲報】相棒、暇空茜の堀口死亡説妄想をネタにした疑惑が浮上WWWWWWWWWWWWWW [935793931]https://t.co/FC8ax6RAUe pic.twitter.com/hCpVtlbn5A
相棒の最新話のシナリオが暇空さんの堀口氏死亡説の認プロに酷似していると話題に
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脚本家は過去にColabo問題に言及
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次回のテーマは「弱者支援の闇」偶然だよな…?😨
【悲報】相棒、暇空茜の堀口死亡説妄想をネタにした疑惑が浮上WWWWWWWWWWWWWW [935793931]
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1763620147/
とはいえサスペンスとしてはまだしも複数のトリックなどを描いていたので、刑事ドラマとして相応の展開の面白味があった。今回はロケ撮影などで珍しい映像はいくつかあったが、物語において楽しめるところがない。
*1:『相棒 season24』第6話 ティーロワイヤル - 法華狼の日記
*2:たとえば携帯電話などの連絡手段を入居者にもたせない管理方針は、大半のNPOどころか、児童相談所が運営するシェルターでも一般的だ。 窓口につなぐことを支援実績に数えることが支援団体の疑惑とされることに、どうしようもない無力感をおぼえている - 法華狼の日記
*3:Colaboは支援対象者に主体がある「当事者運動」を自認している。
*4:こちらの冒頭でリンクしている。 「暇アノンと草津叩き界隈は同様のカス」と自認しているkotobuki_84氏だが、かつて暇な空白氏の支持者を「気持ちも分からんわけでは無い」と評していたことは忘れたのだろうか - 法華狼の日記