映画『銀幕版スシ王子！〜ニューヨークへ行く〜』の宣伝企画だが、みさえとひまわりのイケメン好きという基本設定に加え、家を離れていた時期に知り合っていた役者志望の少女を再登場させて、一本の作品として成り立たせていた。ゲストで登場した堂本が、何とか聞けるレベルの演技になっていたことも救い。
無闇と細かい寿司屋ごっこのやりとり、役者になる夢がかないつつある少女への恩着せがましい態度など、今回は日常コメディとしても良かった。
何より、林静香と大塚正実が、それぞれ前後半で一人原画。崩したキャラを自由に動かしており、アニメーションの根本にある楽しさがあった。
