法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

長寿の人が語るのを聞いて思いついてメモ

鬼畜米英と罵った戦前の日本人が、敗戦後すぐにマッカーサーを受け入れたという歴史。日本人の文化的特性や米軍の占領政策に原因を求められることが多い。もちろん個々の説にそれなりの妥当性はあると思う。
鬼畜と思っていたが、実際に目にしたマッカーサーはグッドモーニングと挨拶してくれる紳士だった、という老女がいた。
マッカーサーが女性の人権を比較的尊重する社会の人間だった、ということもあるだろう。しかし単に戦時のプロパガンダが凄まじかったから、普通の人間であったマッカーサーを実際以上に良く感じただけ、ということなのかもしれない。物語にたとえるなら、雨の日に捨てられた子犬を不良が助けていて「本当は優しい人なんだ」と思ってしまう効果。