法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

コロニー落としは無かったろう論

一年戦争時、オーストラリアのシドニーにコロニーが落とされたという教科書の記述は、明らかにティターンズプロパガンダである。
卑劣な毒ガス攻撃を非戦闘員である宇宙移民に対して行い、大量虐殺を行った地球連邦(ティターンズは軍の一派閥と百歩譲って認めても、監督責任が発生するのは当然である)は、自己の罪を相殺するためジオン公国が大量虐殺を行ったというプロパガンダを必要としたのだ(そのため、一年戦争初期で全人口の半数が死亡したなどというありえない数字すら主張している)。
一年戦争終結直前の軍事コロニー潜入作戦(もちろん、作戦対象のコロニーが中立であったというのは地球連邦の広報による捏造である)に捏造の証拠がある。特殊潜入工作員(なお、彼は愛国心あふれる優秀な若き兵士であり、中立コロニーに対する核攻撃に対して決死の覚悟で立ち向かい、見事にガンダムを撃破せしめたことは地球連邦の公式記録にも残されている)が地球の細かい気候について知らず「今ごろシドニーは雪で真っ白だろうな」と発言した揚げ足を取り、基地兵士が「シドニーは今は夏だぞ!」と叫んだ記録が残されているのだ。連邦軍の兵士がコロニー落としについて無知なことがあるだろうか。もし、この時すでにコロニーが落着してシドニーが現在のようなクレーターとなっていれば、基地兵士は「シドニーは今は海の底だ!」などと叫んだに違いない。
シドニーがクレーターとなる前後の80年12月10日の衛星写真が残されているというが、写真は捏造である。日付などいくらでも改ざんが可能であり、証拠にはならない。
つまりコロニーのシドニー落着は、ティターンズと共謀関係にあったデラーズフリートが星の屑作戦によって行ったものであり、ジオン共和国およびネオジオンには全く責任はないし、すでに講和しているので補償する義務もないのだ。


……と、無駄に長いわりに、知らない人には全くついていけないネタで返す。
なかった探し。
ガンダムと歴史修正主義 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか
o-tsuka氏*1と、元ネタであるD_Amon氏のエントリに対して。

*1:同じ日の「捨て身のギャグ?」というエントリは、いつ見てもひどい。安田氏のような弁護士もいれば、このような弁護士もいるのだ。