法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『わんだふるぷりきゅあ!』第33話 マルっとアニマルスマイル

 いろはの父はトリマーとして大活躍。ユキの爪をヤスリで削ったり、なかなかいうことを聞かないシーズー犬のモカに根気づよく接したり。犬たちをおびえさせないよう、あえて高い声をつかったりもする……


 赤尾でこ脚本で、現代的なトリマーのさまざまな知見を素直に見せていく。私自身はペットを飼っていないこともあり、初耳な情報もけっこう多くて勉強にはなった。まだまだ男性には珍しいトリマーとして巨漢が活躍する姿そのものが多様性の面白味があるし、アドバイスしてくれた獣医と協力することになったという犬飼夫妻のなれそめ話とも自然につながっている。
 ただ後半のリードにつながれたペットを敵が解放する展開と、あまり前半のドラマに関連がない。今回の後半はブタがガオガオーン化するが、街を歩くペットは犬ばかりでどこから来たのかわからない。せめてペットの一種としてミニブタを映すだけでも少しは流れが自然になったと思うのだが。


 演出の鬼頭和矢はすでに何度か参加しているが、北島勇樹と共同で作画監督をつとめている古賀光は初参加だろうか。ツイッターアカウントを見るとライジングフォースの所属らしい。名前で検索すると『鬼滅の刃』第1話にトロンボーン演奏でクレジットされているが*1、さすがに同名の別人だろう。
 あまりに見たことのない名前だったが、そもそも今回が初作画監督だという。担当はOPEDのそれぞれの前とのこと。アクションも目を引くカットがいくつかあったが、若手らしい奮闘の結果だろうか。