一方では考えなしな主人公が試合中の思いつきで準備をしていた敵を倒し、もう一方では能力差によって属性という設定をあっさり踏みにじる強者エデンが描かれる。この理不尽ぶりは『聖闘士星矢』らしいといえばらしいが、ちゃんと用意していた側にも少しは花を持たせてあげようよ、と思ってしまう。
逆に、主人公が目の前の敵を見ていなかったとしても、高みを見て努力だけはしていたと描くとか。
八島善孝作画監督だが、原画は多目。おそらく総作監によるだろう作画修正は行き届いているし、メインの試合は動かしているが、開会式などで演出の省力も目立った。